幸福実現党は28日、消費税増税に反対する「民主党・野田政権に即時退陣を求めるデモ」を東京、名古屋、大阪の三大都市で同時開催。党員や支持者、計4700人が「国民を増税で苦しめるな!」「民主党の政策はマルクス主義だ!」「自由からの繁栄を目指そう!」などと声をあげた。

東京では、気温6℃前後の寒空の下、約2000人の参加者が午後1時半に代々木公園前を出発し、渋谷駅前のスクランブル交差点、明治通りなど約3キロを行進。即時退陣を求めるプラカードや横断幕を掲げながら、「デフレ不況下で増税するな!」「解散して国民に信を問え!」などとシュプレヒコールをあげた。

デモ隊の先頭に立った立木秀学党首は、次のように訴えた。「野田政権は、増税によって国民から富を奪い取り、政府の肥大化と国民の経済的自由を抑圧しようとしている。つまり、『大きな政府』になろうとしている。しかし今、日本は『自由からの繁栄・発展』を目指し、その繁栄を世界に広げていくべき。アメリカのFRBがインフレ目標を掲げたように、日銀も金融緩和を行い、政府も減税を進めるなどして経済成長を優先させなければいけない」

また、名古屋では約1700人が中区の中心街を、大阪では約1000人が梅田周辺をデモ行進。沿道の人々からは、「私も増税反対!」「がんばってください!」と励ましの声をかけられ、なかには、飛び入りでデモに加わる人もいた。東京のデモに参加した会社員の田口智英さん(26歳)は、「日本経済の将来を考えれば、今、増税は絶対にやってはいけない。それを多くの人に知らせたいと思い、今回のデモに参加した」と語った。

野田政権は、社会保障費の安定的な財源確保や、財政健全化を口実に消費税増税を進め、国民に大きな負担を押しつけようとしている。だが、ただでさえモノが売れないデフレ下で増税を行えば、国民の財布のヒモは堅くなり、企業も生産活動を縮小し、給料も減るなどして、不況が深刻化する。

本欄でも再三、主張してきたが、国民を不幸に陥れるような民主党・野田政権は一刻も早く退陣すべきだ。(格)

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