作家の五島勉氏が6月に亡くなった。同氏が1973年に出版した『ノストラダムスの大予言』は250万冊を超える大ベストセラーとなり、一世を風靡した。

「『1999年7の月』に、人類が滅亡する」という予言は社会現象となったが、実際には1999年7月に何も起こらなかった。この世を去った今、五島氏は予言について、どのように考えているのだろうか。

『五島勉 「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』

『五島勉 「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』

大川隆法著

幸福の科学出版

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大川隆法・幸福の科学総裁は7月、五島氏の霊言を収録。「予言の感想や考え、申し送り事項などがありましたらお伝えしたい」という趣旨で、話を聞いた。霊言の内容は、『五島勉 「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』として発刊されている。

「1999年7の月」をどう受け止めるか

五島氏の著書の中で、最も有名なノストラダムスの予言である「1999年7の月」。五島氏はその予言についてどう考えているのか。

執筆当時は、70年安保やオイルショックなどで日本全体に行き詰まり感があった時期。五島氏は人類への警告をしてみたい気持ちはあったとして、「この世の、目に見える唯物論的世界がすべてではない」ことに目覚めてもらうきっかけの一つだったと語った。

『太陽の法』

『太陽の法』

幸福の科学出版 大川隆法著

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「1999年7の月」の予言に関しては、人類滅亡に至らなかったものの、「ノストラダムスは、ある意味では当たったんじゃないかと、私は思ってるんですよ」と発言。予言が外れる条件の中に、大川隆法・幸福の科学総裁が1986年に執筆、87年に発刊した『太陽の法』が含まれることなどについて語っている。

「一つの時代が、もしかしたら終わりを迎えようとしている」

新型コロナウィルスの感染が拡大する中、この世を去った五島氏。霊言でも、コロナや相次ぐ天変地異について「世紀末の雰囲気」と述べたが、その意味をどう考えているか。

五島氏は、2000年代以降がデジタル時代になったことを挙げ、「IT系が流行ることは、基本的に人減らしで、人が要らなくなる流れなので、失業を生む」として、経済発展が起きにくくなり、人間が要らなくなるために、「人類絶滅計画」のようなものの一部が、色々な形で起きてもおかしくはないと考えていたことを明かした。

そして、天変地異が「天罰」のような形で起きることや、特殊部隊を持っている国がテロのようなことを行い、その証拠をつかまれたら「世界戦争」になる可能性もあり得るとしている。

五島氏は、「一つの時代が、もしかしたら終わりを迎えようとして、次の時代に移行しようとしているのかなあとも思う」としつつ、「地球の危機」と同時に、「世界の大掃除」になる可能性があるなど、地球の未来の予想と希望について語った。

死後38日の時点では「生前の仕事を反省していた」

霊言を収録したのは、五島氏がこの世を去って38日後のこと。霊界での生活について聞くと、「いろいろと文句を言う人もいっぱいいるし、『お前のおかげで、人生損した』という人と、良かったという人と両方いるので」と、クレームなどを聞きながら反省しているところだという。

今後の霊界の行き先の予定や霊界で出会った人々、ノストラダムスとの関係などについても、霊言の中で語られた。読者への「弁解」を含め、さまざまなメッセージをぜひ、受け止めていただきたい。

【関連書籍】

『五島勉 「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』

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幸福の科学出版 大川隆法著

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