2020年9月号記事

今年の下半期に懸念すべき最大のリスクの一つは、
「コロナ恐慌」に伴う自殺の増加だ。
自殺を減らすため、私たちができることとは─。

(編集部 河本晴恵、山本慧)


contents


本誌 P54 「コロナうつ」「コロナ自殺」が増える!

●自殺者は戦後最悪の5万人以上!?

本誌 P56 マンガ「自殺したらどうなるか」

本誌 P62 自殺はなぜ、いけないのか今知ってほしい、魂の真実

63 インタビュー

幸福の科学が自殺防止相談窓口を開設

苦しい心に寄り添うには

本誌 P64 体験談集

なぜ自殺を思いとどまれたのか?

64 体験談1 借金からの自殺を止める
66 コラム 自殺で注意したい「時・所・場合」
67 体験談2 自分を愛せて、息子を愛せた
69 コラム 亡くなった人を、どう供養する?
70  体験談3 やっと見つけた! 難病を抱えて生きる意味

本誌 P72 「自殺を減らす」ためにできること

73 コロナ自殺を防ぐための政府への提言

コロナ第一波による外出自粛の影響で、雇用情勢が厳しくなっている。

5月の完全失業率は前月比で0.3%悪化し、2.9%となった。休業などを強いられた「失業予備軍」は423万人に上り、リーマン・ショックの355万人より悪い状態だ。隠れ失業者を含めると、失業率は11%に跳ね上がる。

政府は、企業が従業員に支払う休業手当を補助する助成金などで、解雇を防ごうとしている。だが助成金制度は7月以降に終わることから、根本的な解決にはならない。

懸念されている第二波が直撃すれば、景気はいっそう冷え込み、「令和恐慌」に突入するのはほぼ確実とみられる。

自殺者は戦後最悪の5万人以上!?

未曾有の危機が迫る中、自殺者が急増する可能性が指摘され始めた。第一波が襲った際、外出自粛による「コロナうつ」が社会問題となった。自粛ムードと不況のダブルパンチで、自殺が増える恐れがあるのだ。

第二波が今夏に発生し、政府が再び自粛を要請した場合、自殺者は戦後最悪となる約3万6000人に達するという。

次ページからのポイント

「コロナうつ」「コロナ自殺」が増える!

自殺大国・日本の実態

失業率10%で自殺者は5万2000人に急増!?