鄭州市にある三自教会の図書室の書棚に並ぶ、中国共産党に関する本。写真: Bitter Winter ウェブサイト より。

中国では、習近平国家主席が「新しい神」になろうとしているようです。その状況からは、無神論がいかに人々にとって危険であるかを読み取ることができます。

中国では、すべての宗教活動が国家の管理下に入るという法律が、今年2月に制定されました。当局の許可なしには、聖書の学習会もできません。しかし、許可を得るためには、当局が認めた宗教指導者のもとで、当局認定の聖書を使う必要があります。その聖書には、なぜか「孔子」の言葉や、習近平の言葉が引用されている、という具合です。

近年、「宗教の中国化」と呼ばれる施策によって、中国国内の宗教活動は骨抜きになっています。