減薬の取り組みで診療報酬を上乗せへ どうすれば、薬を減らせるのか?

減薬の取り組みで診療報酬を上乗せへ どうすれば、薬を減らせるのか?

 

《本記事のポイント》

  • 厚労省が薬の過剰処方への対策で診療報酬上乗せ
  • 生活習慣の転換によって、飲むべき薬も減らせる
  • 明るく、希望に満ちた、ポジティブな感情を

 

 

厚生労働省が、医療費の無駄遣いの原因となっている「重複処方」「薬の飲み残し」防止対策の一環で、入院時の処方薬の整理や、重複投薬や残薬の確認を行う病院に対し診療報酬を上乗せする方針であることを、13日付日経新聞が報じた。

 

患者が必要以上に多くの薬を服用し、ふらつきなど副作用のリスクが高まるポリファーマシーを防ぐことが目的だ。複数の病院にかかることで、同じ効果の薬が重複して処方されることや、患者が管理しきれず飲み残しにつながることなどの改善を目指すという。日本薬剤師会によれば、75歳以上の在宅患者の残薬は、年500億円規模になるという。

 

薬の「過剰処方」の対策は、医療費削減の重要な施策となるだろう。同時に、医療者の働き方次第で、「飲むべき薬」自体も減らすことができるのではないだろうか。

 

生涯現役人生

『生涯現役人生』

大川隆法著

幸福の科学出版

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『生涯現役人生』の中で、「年配者のなかには、薬漬けになっている人も多いでしょうが、努力して運動を継続し、『薬をだんだん減らしていこう』と思っていれば、減らしていけないことはありません。(中略)検査の数値に大きな変化が現れたら、薬は減っていくはずです」と、生活習慣の改善によって処方が必要な薬を減らせるはず、と指摘する。

 

本誌2014年9月号では、「患者を"卒業"させる病院を目指せ - 医療の「常識」逆転 後編」と題し、医療費削減のための様々な対策を取り上げた。ここで紹介した、生活習慣を変えるなどして「飲むべき薬を減らす」取り組みを行っている、伊皿子坂医院院長の河野克典氏のインタビューを紹介する。

 

◆           ◆           ◆

 

生活習慣の見直しには心の見直しを

 

伊皿子坂医院 院長

河野 克典

プロフィール

(かわの・かつのり)1957年生まれ。山口大学医学部を卒業後、同大学脳神経外科、東京女子医科大学付属病院循環器内科、東京都立府中病院循環器科を経て現職。日本内科学会認定総合内科専門医、日本抗加齢医学会(アンチエイジング)専門医。

患者さんの中には、健康に悪い生活習慣を変えようとせず、薬を飲むという簡単な方法で対処しようとする方や、病気を治してもらおうと医者に依存する方が多いのは事実です。

 

ただ、医者の側も「生活習慣を直せば薬を減らすことができますし、場合によっては薬を止めることも可能です」ときちんと伝えるべきでしょう。

 

私自身、10年前は血圧とコレステロール値が高く、降圧薬2種類とコレステロールを下げる薬を飲んでいましたが、生活習慣の改善により現在はすべて正常値となり、薬はまったく服用していません。

 

 

希望を持つことで生活習慣が変わる

生活習慣を改められないと言う患者さんは、生活上のストレスが溜まっていたり、不満や怒りで心が一杯になっていたり、快楽を求める心に流されていたり、人生に失望していることが多い。幸福感が少ないのです。

 

まず私は、患者さんの話を聞いてご本人を取り巻く状況を理解し、解決できる点について相談に乗ります。その際、「病気だから自分はダメなんだ」とは思わなくていいと伝え、「この病気を、現在の生活を見つめ直すきっかけにしましょう」と伝えています。時には、家族を含めたメンタル面の相談に乗ることもあります。

 

ストレスの根源である、他人への怒りや自分を許せない心は病気を悪化させます。それを乗り越えるには、自らの生き方を反省するという宗教的なアプローチが有効です。

 

ネガティブな感情を手放し、将来への希望を持つと、患者さんは自ら積極的に生活習慣を見直すようになります。

 

例えば、仕事上の付き合いで飲酒の機会が多く、生活も不規則で、重度の高血圧と糖尿病と診断された方は、「世の中に貢献できるような仕事を長く続けたい」と決意して生活習慣を改善した結果、薬が要らなくなりました。

 

また、高血圧と糖尿病、肥満だった女性も、「子供が成人していないので病気で倒れるわけにはいかない」と反省し、食事の献立を研究し、運動を始めたところ、あっという間に数値が改善しました。

 

生活習慣を変え始めた患者さんの中には、「先生が一生懸命病気を治そうと頑張ってくれているから、自分が何もしないわけにはいかない」と話してくださる方も多いです。やはり、医療者側の誠意と熱意も重要だと痛感します。

 

 

本来の自分を取り戻すサポートを

患者さんは「本来の自分を取り戻さなければならない」と決意した瞬間から、生活習慣を改めようとされます。この事実を目の当たりにすると、患者さんに本来の自分を取り戻していただくことが医者の存在意義の一つであり、それをサポートすることが薬に頼らない健康生活をもたらす「最良の薬」になると実感します。

 

健康に生きるには、明るく、希望に満ちた、ポジティブな感情を持つことが最も大切だと思います。(談)

 

【関連書籍】

『生涯現役人生』

『生涯現役人生』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『超・絶対健康法』

『超・絶対健康法』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

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