2019年9月号記事

「大人の夢」の描き方

人生100年を戦略的に生きる

日本人の健康寿命は世界一。「人生100年時代」を充実させるには、何が必要なのか。

(編集部 飯田知世)

「長寿リスク」「年金だけで暮らせない」などの言葉を、よく耳にするようになった。

日本は今世紀後半にも、100歳まで生きるのが一般的になると言われている。そのため、早くから資産形成を始める人もいる。確かに、晩年で経済的に苦しくなるのは避けたい。でも、仕事の目的が「老後の生活を安定させること」になってしまったら、少し虚しい気もする。

とは言うものの、私もあまり変わらないかもしれない。社会人になる時に志を立てたが、いつからか、志を語るのが恥ずかしくなってしまった。編集部に来てすぐ、「志は何ですか?」と編集長に聞かれたが、自信を持てず、思わず口ごもったほどだ。

でも、せっかく生きるなら、充実した人生にしたい。幸い日本には、年を重ねても輝いている人生の先輩がたくさんいる。人生の秘訣を思い切って聞いてみることにした。

次ページからのポイント

88歳で執筆・経営と活躍する櫻井秀勲氏インタビュー

79歳でも海外での仕事にチャレンジする松岡浩史氏インタビュー

映画『光り合う生命。─ 心に寄り添う。2 ─』紹介