2019年9月号記事

No. 083

山口敏太郎 X report

テレビなどで活躍する超常現象コメンテーターが
宇宙人、UFO、その他の超常現象をジャーナリスティックに検証する。

山口敏太郎

(やまぐち・びんたろう)1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオに多数出演。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

アメリカ政府は昨年、第6の軍隊として「宇宙軍」を立ち上げると表明した。一昨年には国や軍がUFOについて研究していた事実を公開した。近年、やたらとアメリカ政府周辺から、宇宙やUFOに関する話が報告されている。

ここまでUFOに関する言及が多くなると、アメリカ政府や大統領がUFOについてどのように考えているのか気になるが、そうした期待に応えるかのようなインタビューが行われた。

それは、米ABC放送のジョージ・ステファノプロス氏が今年6月、トランプ大統領に幅広く質問したものの一つ。米海軍パイロットのUFO目撃報告が近年多く寄せられていることに触れ、この問題をどう考えているかと質問した。トランプ大統領は以下のように語っている。

「私は(報告書を)読んだり、聞いたりしたことがある。この件に関する短い会議もあり、人々はUFOを見たと証言している。私が(UFOを)信じているかって? 特には……」

さらに食い下がるステファノプロス氏に対して、「空軍のパイロットは見ているかもしれない」とお茶を濁す形で終わらせている。彼の言葉を素直に信じるなら、トランプ大統領はUFOの存在を信じていないことになる。

しかし、本人が信じているかどうかと、実際に国や軍がどこまで情報をつかんでいるのかは、別である。

次ページからのポイント

宇宙を漂う巨大な生命体!?

マリリン・モンローの死にはUFOが関係していた?

米政府のUFOプロジェクトは未だ継続中!?