ポーランドのレフ・ワレサ元大統領。

《本記事のポイント》

  • ポーランドの元大統領が「エイリアンによる地球侵略」について語った。
  • 「地球文明は崩壊し5000年前の状態に戻る」のか?
  • 「宇宙人マター」を想定しておく必要性がある、というメッセージか

ポーランドのレフ・ワレサ元大統領が、講演会で「エイリアンによる地球侵略」という爆弾発言をし、市民を大いに驚かせた。ポーランドの3月27日付ニュースサイト「Natemat」が伝えた。

ワレサ元大統領というと、ポーランドが共産党政権の支配下にある時、独立自主管理労働組合「連帯」の議長として民主化運動を主導し、1983年にはノーベル平和賞を受賞した。

ポーランドの民主化は連鎖的に東欧諸国の民主化を引き起こし、社会主義国家が次々と崩壊してゆく熱狂の中、ワレサ議長の名前は自由化の象徴でもあった。90年に大統領選で当選、95年まで大統領としてさまざまな自由化や民主化を進めた。

「エイリアンによる地球侵略と地球文明の崩壊」

政治家を引退したワレサ氏は、現在も講演会などの活動をしており、最近、ポーランドのクロスノで行われた講演会では、LGBT(セクシャルマイノリティの総称)といった現代的なトピックについて語っただけでなく、「エイリアンによる地球侵略と地球文明の崩壊」という、さらに上をいく近未来について語った。

そこでは、「銀河には3段階の知的レベルがあって、私たち地球はまだ一番下にある」「もっと高い文明のエイリアンが地球に飛来して観察をしている」「彼らが地球を侵略すれば、地球文明は崩壊し5000年前の状態に戻るだろう。彼らは"アダムとイブ"を送り込み、私たちは最初から文明をやり直すだろう」「地球文明は、そのようなことを4、5回繰り返してきた」などと語った。

彼は、ロシアの天文学者ニコライ・カルダシェフが発表した宇宙文明には3段階あるとする「カルダシェフ・スケール」や、地球人は宇宙人から動物園の動物のように観察されているという「動物園仮説」から学んだようだ。

また「地球が侵略される」という悲観論については、スティーブン・ホーキング博士の影響を受けたのかもしれない。

全米ネットのラジオ局「COAST TO COAST AM」では、「これらは、彼の高い地位故に得られた情報かと思う人がいるかもしれないが、どうやらネットのUFOサイトから得たようだ」と伝えている。

「宇宙人マター」を想定しておく必要性がある、というメッセージか

今や多くの国の機関がUFO情報を管理しており、莫大なUFO情報がネットにある。元大統領ともなれば、民間サイトだけでなく、どのような交流からどのような影響を受けているかは分からない。

以前、ロシアのメドベージェフ元大統領が、「ロシアの大統領はUFO情報を引き継ぐ」という情報を(「わざと」か「うっかり」なのかは不明だが)漏らしたことがあったし、米英では元当局の関係者による情報開示が進行中で、次々と新情報が出てくる。今や地球レベルの公然の秘密として各国が情報分析をしているのだ。

単なる個人的趣味なら講演会で話すこともないだろう。地球の近未来に起こり得ることとして、国のトップは「宇宙人マター」を想定しておく必要性がある、と彼は見ているのではないだろうか。(純)

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