「希望の党」が、「民進党」と合流し、新たに「国民民主党」が設立されました。両党の議員の4割ほどは合流せず、国会議員の参加者は62人にとどまりました。

希望の党が設立されたのは昨年の衆院選の直前のこと。小池百合子・東京都知事の支持基盤だった「都民ファーストの会」が国政進出する形で立党されました。

この立党の動きを見て、当時、前原誠司氏が代表を務めていた民進党所属の衆院議員は、希望の党に合流するメンバーと、立憲民主党の立ち上げメンバーに分かれるなどのドタバタ劇が繰り広げられたことは記憶に新しいところです。

結局、希望の党は1年も経たずに消滅した形になりました。これを見ると、「政党は所詮、選挙のための組織なんだな」とやりきれない気持ちになるかもしれません。

本来、政党とはどのような存在であるべきか、歴史や思想家たちの考えを紐解きながら考えてみます。