北朝鮮が、2020年の東京オリンピック、22年の北京冬季オリンピックに参加する意思を示しました。

北朝鮮を訪問した国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が3月31日、経由地の北京で記者団に対し、金正恩・朝鮮労働党委員長と会談したことを認め、北朝鮮側はアジアで行われる2つのオリンピックへの参加を確約したと伝えました。

ここ数カ月の間で、平昌オリンピックをきっかけに、北朝鮮と韓国が急接近。その後、金氏が電撃訪中して習近平国家主席と会談するなど、北朝鮮の動きが活発になっています。

こうした動きを見ていると、頻繁にJアラートが鳴っていた状況が改善され、「北朝鮮が軟化した」「朝鮮半島に平和が訪れる」「北の脅威は去った」と思いたくなりますが、本当にそうでしょうか。

国内外で予定されている政治スケジュールを見てみると、そうした楽観的な見方とは異なる未来が見えてきます。