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2018年4月号記事

新・過去世物語 人は生まれ変わる

劉暁波の過去世

人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。その生まれ変わりの過程は、一人ひとりの個性によって彩られた物語となる。幸福の科学の霊査で明らかになった著名人の「過去世」をひもとけば、時を超えて輝く魂の性質が見えてくる。(文中敬称略)

劉暁波

プロフィール

(りゅう・ぎょうは)1955~2017年。中国の人権活動家。1989年の天安門事件以降も犠牲者の名誉回復と真相究明を求め、民主化の理想を訴えた。投獄や強制労働に耐え、中国で言論活動を続けた。その死後も、世界人権宣言60周年である2008年に発表した「08憲章」が、中国民主化の道標を示し続けている。

中国の憲法に、「習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想」が書き加えられることが、1月に確認された。習近平国家主席の意に沿わない者を排除し、思想統制をますます強化する意思表示だ。

こうした全体主義に抗う中国民主活動家にとって、今回の主人公、劉暁波はヒーローだ。彼は「国家政権転覆扇動罪」で投獄中の2010年にノーベル平和賞を受賞し、そのまま獄中で病に侵され、17年に亡くなった。

次ページからのポイント

過去世は維新の志士の先駆け

信念を貫いた強さはどこから来るのか