2017年4月号記事

HSU論壇

未来への貢献 第18回

「トランプ革命」の経済学的意義

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ経営成功学部ディーン

鈴木 真実哉

プロフィール

(すずきまみや)早稲田大学政治経済学部経済学科卒。同大学大学院経済学研究科博士後期過程単位取得後退学。聖学院大学政治経済学部教授等を経て、現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ経営成功学部ディーン。主な著書に『格差社会で日本は勝つ』(幸福の科学出版)などがある。

神仏の理想など、普遍的な理念に基づいた経済学、「理念経済学」の研究を重ねてきた鈴木真実哉氏が、トランプ政権誕生の意味について「理念経済学」の視点で論じる。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、就任早々いくつもの大統領令を発している。その政策を見れば、トランプ氏の大統領当選自体が、アメリカ国内の3つの勢力に対する勝利だったことが分かる。

一つは、民主党を中心とするリベラリズム、すなわち左翼の政治勢力に対する勝利だ。二つ目は、世論形成に大きな影響を与えてきたマスコミ、言論界。そして三つ目は、共和党の主流派である。