「人を殺してみたかった」加害者女子学生はサイコパス?悪霊憑依の真実とは

2015.01.30

名古屋大学に通う19歳の女子学生が、70代の女性を殴打、絞殺した疑いで逮捕されるという痛ましい事件が起きた。亡くなられた方の冥福をお祈り申し上げたい。

女子学生は取り調べに淡々とした様子で「人を殺してみたかった」と供述しているという。

「人を殺してみたかった」という供述は、去年佐世保で同級生を殺害した女子生徒のものと同じであり、過去にもこのように供述した凶悪犯罪の加害者がいる。今回は、有名大学の現役大学生が「人を殺してみたかった」と供述していることから、世間に衝撃を与えている。

今回のような凶悪犯罪の加害者は、良心や善意を持たない、いわゆる「サイコパス(精神病質者)」ではないかと世間から言われることが多い。実際に、このような事件の加害者は精神鑑定されることが一般的になりつつある。しかし、善意を持たない「生まれつき悪魔のような人間」は、本当に存在するのだろうか。

幸福の科学では、生まれつきの悪人がいるのではなく、すべての人間が「仏の子」として美しい心を持って生まれてきていると教えている。だが、何十年かこの地上で生きていくうちに、いろいろな影響を受けて、その性格や考え方が形作られてしまうのだ。

以前も本欄で指摘したように、地上にいる人間が、本来の自分ではありえないような衝動的な行動に出るのは、地獄の悪霊・悪魔の影響を受けているからだ。本人が日常的に周りの人を憎んでいたり、満たされない境遇に不満を抱いたり、暗い気持ちを抱えていると、その思いが「波長同通の法則」で同じような思いを持つ悪霊を呼び寄せる。自らの心を変えない限り、悪霊と同通し続け、ついには肉体を乗っ取られてしまうのだ。

自分の悪しき心の傾向性が悪霊を引き寄せるという霊的真実を知るなら、精神鑑定で「責任能力がない」とされても、加害者に「責任」があることになる。しかし、たとえ過去に悪しき行いをしても、反省をすることで自分を変えていくことができる。肉体を乗っ取られるレベルまで悪霊の影響を受けている場合は、それほど簡単なことではないが、悪霊との縁を断ち切っていくために、正しい宗教の教えを学び、反省を習慣づけることが必要だ。また、心を悪しき思いに支配されないことだけではなく、悪霊と正反対の「明るく積極的で建設的な心、愛の心、利他の心」に変えていくことも必要だ。

本来、この世に生きるすべての人が、神の子としての美しい心と使命を持って生まれてきている。自らの心を善なる方向に向け、魂を光らせることによって悪霊から身を守ることができる。このような、学校で教えてもらえない霊的な知識を得るためには、正しい宗教の教えと、教育が必要だ。(真)

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2014年10月号記事 佐世保高一女子殺害事件 命の尊さを教えるには宗教教育が必要 - The Liberty Opinion 1

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2014年9月30日付本欄 教会でガタガタ震えた神戸・女児遺棄事件の容疑者 「人格が変わる」のは何故?

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2014年8月4日付本欄 長崎佐世保市同級生殺害事件に思う 「精神鑑定」の不条理

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2014年7月29日付本欄 「命の教育」から善悪を教える「宗教教育」へ 佐世保・高1女子殺害事件

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8218

2011年1月26日付本欄 秋葉原殺傷事件、被告の「責任能力」論を問う

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