EUの夢の終わり? 国家を否定する「大きな政府」の行く末

2014.11.10

元ルクセンブルグ首相のジャン=クロード・ユンケル氏が、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会の委員長に就任した。その欧州委員会が直面している諸問題について、このほど米誌ナショナル・インタレストが指摘した。

ヨーロッパは現在、11.5%の失業率(15歳~25歳の若者の失業率は20%超)をはじめ、デフレの危機、反EU政党の台頭、スコットランドやカタロニアなどの独立運動、EUの境界線に近い地域で起きているウクライナやイスラム国の紛争など、多くの問題を抱えている。

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