中国の脅威に備える首脳を「ナショナリスト」呼ばわりすることは、的外れ
2014.05.29
インドのモディ新首相は現地時間の27日、前日に行われた自身の首相就任式に招待したパキスタンのシャリフ首相と初会談を行った。両国は、長年、核開発やカシミール地方の領有権問題で対立していたことを考えれば、異例の対応だ。就任式には、他にも、南アジア地域協力連合(SAARC)の首脳も招待され、モディ外交がスタートした。
パキスタンやSAARCの首脳を厚遇する理由は、明らかに、それらの国に近寄る中国を意識したもの。モディ氏は、選挙演説中に中国の領土拡張主義を批判していたが、今回はそれを実行に移した形となった。
近年は、同じアジア諸国である日本の安倍晋三首相も、東南アジアや中東、アフリカやヨーロッパ諸国などを精力的に外遊。クリミア編入をしたロシアも、欧米諸国からの制裁を受けて中国に近づくなど、各国は、数年前までは考えられなかった独自の外交を進めている。
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