1300冊を発刊した大川隆法総裁が、自身の知的自己実現論、読書論について語る
2013.09.28
大川隆法総裁 法話レポート
「学んだことが、知的生産につながっているかが勝負です」
1300冊を発刊した大川隆法総裁が、自身の知的自己実現論、読書論について語る
「大川隆法の読書力―知的自己実現メソッド―」
2013年8月29日収録
本誌10月号特集「大川隆法著作シリーズ1300冊の歩き方」では、大川総裁の著作の魅力に迫った。そこで湧いてくるのは、前人未到の1300冊もの書籍を発刊し、年間発行冊数のギネス記録も持つ大川隆法総裁は、どんな「知的生活」を送っているのかという疑問だろう。
本誌の特集を受け、大川総裁が、自身の知的生活、読書法についての質問に答えた。
なお、本インタビューは、知的自己実現を目指す人たちへの導きであると同時に、1300冊もの書籍をどのように読み進めていったらよいかの答えでもある。
※大川隆法総裁による「大川総裁の読書力―知的自己実現メソッド―」の映像は、全国・全世界の幸福の科学の支部・精舎で拝聴できます。なお、この内容を収めた書籍は全国の書店で10月上旬から発売されます。
知的生産を伴わない読書は無駄である
知的自己実現を目指す人は、多数の蔵書にあこがれを抱くものだ。
実際、日本で一流の知識人といわれる人たちは、多数の蔵書を抱えている。
谷沢永一氏は、亡くなったとき20万冊の蔵書があったと言われているし、渡部昇一氏は15万冊の蔵書を持っているという。
そのくらいの書籍のエッセンスが入っていなければ、独自の言論を発表していくことはできないのだろう。また、そのレベルの書籍を読み込み、自分のものにするには、一定の蓄積の時間が必要である。そのため、知識人や評論家は、ある程度年齢を重ねないと「一流」と呼ばれるところまではいかない。
しかし、大川隆法総裁は、すでにそうしたレベルを超えているようだ。
蔵書数は、 「何冊か数えたことはないので分からない」 とのことだが、その書庫の大きさについて驚きの事実を語った。
「書斎から出たところにある第一書庫は、本棚が図書館風に並んでいますが、推定600メートルあって、本棚の間を縫って帰ってくると10分ほどかかる。これが第3書庫まであります」
「東京都の区ぐらいの図書館分くらいはあるのではないかと推定します」
実際、過去の説法でも「若いころから年間千冊は読んできた」とのエピソードが語られ、最近では、年間数千冊以上読んでいるとのこと。
これらの話を総合しても、一流の知識人レベルを超えた、「超人的」な知的鍛錬を重ねてきたことがうかがえる。
やはり、知的自己実現を目指すには、読む量にこだわることが大事なのだろうか。
これに対して大川総裁は、
「冊数を言うと、時間がかかるハードな本を避けて、読みやすいものに手が出やすくなる」
「読む量だけで、アウトプットを伴わないものは駄目だと思います。要するに、それを生産物として結晶化する能力のない人は、ただの暇つぶしです」
と、安易に冊数のみを追い求める読書法を戒めた。
過去の法話では、「知識人を目指すには、まずはまともな本を千冊読むこと」を説かれており、一定レベルの量は必要であるが、重要なポイントは、 「どれだけの知的生産につながっているか、付加価値に転化しているか」 であることを力説した。
付加価値を生む知的生活のヒント
では、付加価値を生み出している総裁の知的生活はどのようなものなのか。本インタビューでは、多数のヒントをいただいているが、ここではその一部を公開する。
まずは、同時並行処理である。
「朝はCNNかBBCを観ながら、日本の新聞と外国紙等を読んでいます。時間節約のため、目と耳は同時に使っています」
慣れていない人が真似すれば、どちらにも集中できないということにもなりかねないが、プロの世界はここまで行かないといけないようだ。
次に、情報選択が働いた質の高いものを読むということである。
現在、インターネット上に情報があふれ、新聞は時代遅れのメディアであるとの論調も増えている。
しかし、大川総裁は 「応援的に言います」 と断りつつも、新聞の利点を次のように述べた。
「インターネットの時代になって、新聞は情報価値が落ちているという見方もありますが、逆に情報価値は上がっている気もします。記者たちの鋭い目を通して情報選択が働いていますので質が高く、誰でも書き込みができるような情報に比べれば、プロが書いたものはやはり時間の節約になります」
総裁は以前にも、本誌連載の「未来への羅針盤」で、 「情報の取捨選択をしなければ駄目です。内容は、良質の知識や情報から組み立てられていくので、『これはくだらない』と思うものは大胆に切って捨てる勇気が必要です」 と、情報の取捨選択の必要性を示された。
また、経典『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』では、 「インターネットや携帯電話を使っている時間が増えた分、逆に、減った時間、消えた時間があるはずです。それは、『思索し、考え、思想をつくる時間』です」 と、雑多な情報に追われ、思索して価値を生み出す時間が奪われることへ警告を発した。
知的生活の要諦は、日々、質の高い情報を集め、考え続けることにあるようだ。
情報密度の濃い大川総裁著作シリーズ
より質の高い情報が詰まっているものといえば、大川総裁の書籍だ。
マスコミ人や知識人は、総裁の出す書籍に底知れぬ“怖さ"を感じているようだが、その根底に、簡単には真似できない知的努力の継続と、霊的世界から降ろされる宗教的な叡智が流れているからだろう。
総裁は自身の著作について、
「基本的には聖書や仏典と変わらないところがあるので、一行一行の言葉を味わわないと意味が取れないのです」 と、精読を勧めた。
わずか3年半で200冊を発刊した霊言シリーズについては、
「私の考えとは矛盾するものもありますが、ある種の霊界取材として提供しており、これに学ぶこともあるでしょう」
と、その意義を改めて語った。
総裁の知的鍛錬により、霊言は精密なものになっている。音楽をまったく勉強したことのない人に、音楽家として活躍した霊のインスピレーションやメッセージが臨んだとしても、十分に受け取ることは難しい。霊言を行うには、高度な霊能力に加え、幅広い教養が必要であることは、本誌10月号のチャネラー経験者のインタビューでも語られている。
【関連記事】
本誌10月号記事 「 明治維新の志士たちの霊言を読んで 」
本誌10月号記事 「 チャネラーだから分かる 大川総裁1300冊から学べる『高み』と『広がり』 」
救済のプロとしての自覚が関心分野を広げる
大川総裁の著書や霊言の内容は、宗教はもちろんのこと、政治、経済、経営、文学、最近では、UFOや未来科学など理系分野にも及ぶ。一分野でもプロになるのは大変なのに、さまざまな分野でプロをうならせる提言ができるというのは、やはり「超人的」と言わざるを得ない。
ここまで幅広い分野の本が出せるのはなぜか。
「中高生の頃も、一通り勉強しておきたいという気持ちはありましたし、社会人になっても、仕事のフィールドで自分ができない部分についても関心は持ち続けているところと関係があります」
こうした知的好奇心や探究心は、宗教者としての使命感から出てくるもののようだ。
「すべての人間が救いの網から漏れないようにするには、あらゆる人間に対する一転語が与えられなければならないので、研究対象になるわけです」
「そんなにたくさんの分野でプロ筋になれなくとも、相手の気持ちや職業が理解できるくらいは行っていないといけない」
総裁の妥協しない学びの裏には、すべての衆生を救いたいとの慈悲の心があるのだ。
志以上に能力が伸びることはない。「一人でも多くの人を導きたい、救いたい」という思いが努力の継続につながっていく。知的自己実現には高い志も大切であることを教えられる。
このほか、本インタビューでは以下のようなことも学ぶことができる。
- 繰り返し読む本はどのように決まるのか?
- 本を読んでもすぐには使わない「寝かし」の部分が付加価値を生む
- ある本を読めば、そのタネ本が分かる?
- 総裁が「知的興奮」を感じる本はどんな本か?
- 自分の考えとは正反対の本を読むことのメリット。
- 脅威の読書スピード! 現在は1時間に2000ページを超える?
- インスピレーションを知的生産に結び付けていくための努力。
- 産経も朝日も学びになる、総裁の複眼的思考。
- 仏教書を1万冊読み込むと見えてくる既存宗教の間違い
- 英語で情報を得ることのメリット。
- 英語学習の継続は、日本語の知的生活にも大きな力になる。
詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か
ここに紹介したのはごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
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