米WSJ紙が「都知事を目指すロック・スター」トクマを紹介 日本のマスコミはなぜ報じない?

2012.12.13

12月16日の都知事選に向けて各候補が必死の訴えを続ける中、猪瀬直樹氏らいわゆる「主要」候補以外の政策を、マスコミは紹介したがらない。しかし、海外メディアの中にはそうした候補者の主張の内容を見極め、取り上げようとする動きも見られる。

幸福実現党から都知事選に立候補しているトクマ氏が、11日に防衛省前で行った街頭演説を取材した米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は、その様子を報じている。以下に全文の翻訳を掲載する。

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「都知事を目指すロック・スター 都政の中心で尖閣問題を叫ぶ」

東京都知事候補の一人が、ロック・スターのようにマイクを離さない。なぜなら、彼はロック・スターだからだ。

知名度という点では、トクマの人気は選挙戦の順調なスタートの要因となった。しかし彼のファン層を超えて、彼の率直な意見は幅広く有権者に訴えることができるだろうか。あるいは、尖閣諸島の問題を都政の中心に置こうという彼の呼びかけは、前任者である石原慎太郎が繰り返した主張と同じに聞こえてしまうだろうか。

12月16日の選挙で争っている9人の候補者の中で、トクマ(46)は東シナ海の島々(尖閣諸島)に実際に行ったことがあると名乗れる、唯一の候補者であり、また数少ない日本人の一人である。尖閣諸島は日中間の緊張の原因となっており、中国は釣魚島と呼んで領有権を主張している。

トクマが運営しようとしている都市から、尖閣は数千キロ離れているかもしれないが、彼は日本の領土問題や領土をいかに守るかに対する意識は、国政か地方かを問わず、優先事項となるべきだと言う。

これが火曜の朝に防衛省の前で、彼が東京の有権者に語ったメッセージの中心部分である。寒空の下、通勤を急ぐ人々が通り過ぎる中で、トクマは水夫が着るようなジャケットとブーツに身を固め、街宣車の上に乗った。雰囲気は、十分リハーサルを重ねた、ロック・コンサートのそれである。

「よく言われるんです。『あなたが言っているのは国政に関わることなんじゃないか』『出てくる場所を間違えたんじゃないか』って。でもそれは違う」。東京を復活させる計画を説明しながらトクマは言った。この計画も、係争中の尖閣諸島に最近足を運んだことで生まれたものである。

「東京は日本の首都。もし東京をキチンと災害から守ったり防衛することをしなければ、もしこの都市がダメになれば、その時は日本がダメになる」。彼の横の二人の若い少女が微笑み、手を振る中で、彼は言った。

トクマが選挙に出るのはこれが初めてだが、尖閣問題が都政の議論に上るのは、これが初めてではない。都知事を辞職して国政に再び打って出る前に、石原氏は今年、尖閣諸島のうち三つの島を購入しようとして、寄付などで10億円を集めた。しかし、結局は中央政府がその土地を購入することになった。

記者に語ったところによれば、尖閣周辺で2010年に起きた海上保安庁の船と中国漁船との事件での、日本政府の弱腰対応を見て、トクマの島への関心に火がついた。彼によれば、その事件は、この国がなぜ毅然とした態度を取らないのか、彼が歴史をひも解くきっかけになったと言う。

彼が達した結論は、日本の過去を敬うということに、これまで彼はリップサービスしかしてこなかったということだった。

「僕はいつも祖父に敬意を払おうとしてきましたが、心の底からは決して尊敬してなかったということです。そこで『何だって』と思いました。僕はアジアで日本が悪いことをしたと洗脳されていたんです」。宗教法人幸福の科学の政治団体、幸福実現党から立候補したトクマは言う。彼はさらに、もし日本人が自分たち自身と歴史に誇りをもてば、経済成長にもつながるとも付け加えた。

以前の購入計画で余った寄付金を使って残りの島を買うことで、尖閣の一部を都民の手にしたいと願う一方、トクマは学校で使われている歴史教科書の内容を変えることを、都知事としての最初の仕事にしたいと言う。彼はまた、2020年の東京五輪誘致や、建築制限の緩和も構想している。

「もし勝たなければ、ちょっと借金は残るけど普通の人に戻る。党の青年局の代表になったし、アーティストとしての活動は終わらないけどね」と、選挙後のプランについて彼は語った。

「演説で前に言ったことは、僕がいつもコンサートで言っていること。今は『僕は候補者です』って言ってるだけだけどね。でもその部分を除けば、あとは何も変わらない。だから、これが僕のいつもの生活です」。

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日本のマスコミは「中立」を建前としながらも、特定候補や政党に関する情報を意図的に流さず、談合的に排除しようとする動きが見られる。トクマが所属する幸福実現党もその一つだ。しかし、有権者に多様な情報を提供しなければ、国民の知る権利に奉仕するというマスコミ本来の使命に反することになる。幸福実現党の活動を、海外メディアが報じていながら、日本のメディアは口をつぐむということでいいのだろうか。

【関連記事】

2012年12月11日付本欄 明確な対立軸示す幸福実現党黙殺はマスコミの自殺行為

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2012年12月11日付本欄 使命を果たさぬ言論人 勇気あるオピニオン・リーダーはいないのか?

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2012年12月5日付本欄 各紙は今回も幸福実現党を「諸派」扱い 参入障壁を課す旧メディアの時代は終わりつつある

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5247

【関連サイト】

トクマ公式サイト

http://tokma.jp/

尖閣に上陸した大和魂ロッカー - トクマ 特設ページ

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5084


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