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【名画座リバティ (34)】奈良朝の宇宙人情報ディスクロージャー──『竹取物語』

2026.10.25

東宝『竹取物語』より

映画ファンの皆様、いかがお過ごしですか。

スピルバーグ監督の問題作『ディスクロージャー・デイ』が日本公開されました。『ザ・リバティ』11月号の編集後記で(上)氏がそれにちなんでこの『竹取物語』(1987年)を取り上げ、「古代日本版ディスクロージャー」と評されています。筆者も鑑賞してみると面白く、仏法真理にかなった台詞もあるので、スピルバーグ作品に絡めながらご紹介したいと思います。

本作は、かぐや姫の物語にSF要素を取り入れたエンタテインメント大作です。公開当時はスピルバーグの『未知との遭遇』(1977年)を思わせるUFOの斬新な特撮が話題になり、日本アカデミー賞を9部門で受賞しました。それから約40年経った今観ると、時代が合ってきた感があります。

(あらすじ)

奈良時代、都の外れの竹林に巨大な火の玉が落下する。様子を見に行った竹取の翁(おきな・三船敏郎)は光る物体のなかにいた赤ん坊を連れ帰り、加耶(かや)と名付けて妻(若尾文子)と育てる。ほどなく輝くばかり美しい乙女となった加耶(沢口靖子)は三人の男から求婚され、彼らに伝説の宝物を探してくるよう難題を出すが、その一人、大納言(中井貴一)に想いを寄せ、翁と妻には自分が月から来たことを打ち明ける。加耶に興味を抱いた帝(みかど・石坂浩二)は、月から彼女を連れに来るという迎えを撃退せんと軍勢を配備する。やがて満月の夜に飛来したのは──。

東宝創立55周年記念作品とあって、俳優陣の顔ぶれも豪華です。沢口靖子は1984年、第1回「東宝シンデレラ」に選ばれ女優デビュー、翌85年にはNHK朝の連続テレビ小説のヒロインを演じました。本作はその2年後で、彼女のいささか人間離れした美貌は原典にいう「変化(へんげ)の人」によく合っています。三船と若尾、二人のベテランは「まんが日本昔ばなし」にも似た説話的なセリフ回しを聞かせ、中井と石坂も本物の貴族と帝のよう。他に常田富士男、岸田今日子、伊東四朗ら昭和の芸達者が脇を固めています。

原典を踏まえつつ、かぐや姫は宇宙人、月からの迎えは巨大UFOとして描かれていますが、大川隆法・幸福の科学総裁も法話「宇宙時代への目覚め」(『不滅の法』所収)のなかで「最近、私には、日本の古典である『竹取物語』の「かぐや姫」の話が、宇宙人伝説に見えてしかたがありません」と述べています。例えば、月からの迎えを前にして兵士たちの体がしびれて動かなくなることについて、

「これは、現在よく起きている、宇宙人による『アブダクション(誘拐)』とよく似ています。宇宙人に拉致されている間は、体が本当に動かなくなるらしいのです。(中略)『竹取物語』には、実際にあった話がかなり混ざっているのではないかと思われます」

としています。最初はとても小さな子供だったかぐや姫が短日月のうちに大人の体になったことについても、こう語っています。

「かぐや姫が宇宙人なのであれば、ありうることです。例えば、ベガ星人は『宇宙人リーディング』によく出てきていますが、ベガ星人たちの話を聴くと、自分の姿をいくらでも変化させられるようです」

また本作のかぐや姫は、翁と妻、大納言に涙ながらに別れを告げる場面で原典にはない「人間のまごころ、忘れません」という言葉を遺します。これも、「宇宙人は科学技術面では地球より進んでいるが、愛の概念や慈悲の行為に関しては地球文明のほうが高度であり、この部分を学びにきている宇宙人もいる」という、幸福の科学が明かしている宇宙人情報を思わせます。これらの真実性からすると、本作は宇宙人からのインスピレーションを得てつくられたのかもと想像したくなります。

スピルバーグの『ディスクロージャー・デイ』は「情報開示の日」という意味で、米政府が70年以上秘匿していた宇宙人情報の開示をめぐるサスペンスです。中心テーマは人類が「真実を受け入れる」ことの重要性であり、この点は『竹取物語』も共通しています。二つの映画のストーリーは異なりますが、どちらも結論として、人類が宇宙人の存在を知ることの文明史的インパクト、衝撃と感動を描いており、両者の読後感ならぬ"観後感"には同質のものがあります。

本作のラストを締めくくる台詞は、そのテーマを端的に伝えています。巨大な蓮の華の形のUFOがかぐや姫を連れて飛び去りゆく空を見上げ、帝の妃(岸田)は茫然とつぶやきます。「この世にあることのない幻を見ているのでしょうか」。帝はそれに答えて言います。

「いや、そうではない。人間は、まだまだ知らない途方もないものがあることを知らねばならないのだ」

途方もない、されど、もはや否定しようがない真実。米国政府は今年いよいよ、そのディスクロージャーを始めました。私たちは映画という楽しみによって心を開きながら、勇気をもって真実を受け入れてまいりましょう。

(田中 司)

『竹取物語』

1987年 | 121分 | 日本

【スタッフ】
監督:市川崑
【キャスト】
出演:沢口靖子 三船敏郎 若尾文子 中井貴一ほか

 

【関連書籍】

『不滅の法』

大川隆法著 幸福の科学出版

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タグ: 名画座リバティ  ディスクロージャー  三船敏郎  沢口靖子  竹取物語  市川崑  かぐや姫  宇宙人 

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