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「ないものねだりの君に光の花束を」 ─ ザ・リバティ Pick Up Movie

2026.10.29

© 2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会

 

2026年12月号記事

Movie

編集部がオススメする「今こそ観たい」映像作品。

「ないものねだりの君に光の花束を」

2026年11月20日(金)より全国公開

© 2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会

 

《特別》な彼がねだったものは、私の《普通》でした

【スタッフ】
監督:安藤尋
【原作】
汐見夏衛『ないものねだりの君に光の花束を』(角川文庫/KADOKAWA刊)
【キャスト】
出演:原菜乃華、作間龍斗(ACEes)、向井怜衣、吉沢悠、戸田菜穂、眞島秀和 ほか
【配給等】
配給:ショウゲート
【公開日】
2026年11月20日(金)より全国公開

 

【レビュー】

「彼のために、私は一緒に街を出た」──。行先も知らないバスに乗る高校生・染矢影子。そばには、寄る辺ない姿で冬枯れの景色を見つめる同級生・鈴木真昼が座っている。

すべてにおいて「普通」である自分は"永遠の脇役"。そう思って生きてきた影子にとり、彼は最も憂鬱な人間であった。芸能人の彼は性格も成績も完璧で、人気グループ「CHROME」のセンターに立つ"永遠の主人公"、誰からも愛される「特別」な存在だったからだ。

しかし、一緒に図書委員となったことが転機となり、誰よりも輝く彼を支えてきたもの、そして、内に抱える壮絶な過去と拭い去れない痛みを知っていく。やがてその過去が明るみになり、SNS上にあふれ返る言葉の猛威に追い詰められていく真昼。影子は彼を、ここではないどこかへと連れ出した……。

原作は、高校の国語教師の経験をもとに執筆活動を続け、10代を中心に絶大な人気を誇る汐見夏衛の同名小説。恋でも友情でもない二人の"尊い関係性"を通して、誰もが経験する「影と光」「特別と普通」「他人から見える自分と現実の苦悩」の対比が描かれていく。

逃避行へ誘った言葉が、まだ見ぬ夢の大地の羅針盤へと変わるラスト──。既に与えられているものの尊い価値を見つける普遍的な物語が、あなたの心に光の花束を届ける。

© 2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会

 

ザ・リバティWeb シネマレビュー

「ないものねだりの君に光の花束を」

(星4つ。満点は5つ)


タグ: 作間龍斗  ないものねだりの君に光の花束を  原菜乃華  逃避行  吉沢悠  汐見夏衛  安藤尋  2026年12月号記事 

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