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習近平氏への異例の厚遇が話題となった米中首脳会談 ─ トランプ氏の真意は何だったのか【─The Liberty─ワシントン・レポート】

2026.10.05

9月24日に米ホワイトハウスで行われたトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談では、米中貿易協定が延期されたことや、人工知能(AI)に関する方針や台湾問題について合意はなかったこと、トランプ氏が中国のイラン支援は「全く容認できない」と習氏に伝えたことなどの基本情報以外の詳細はほとんど明かされていない。

儀礼的には異例の厚遇で、トランプ氏は習氏を空港(ワシントンD.C.郊外のアンドルーズ空軍基地)で出迎えた。米大統領が外国首脳を空港まで出迎えたのは1962年以来、64年ぶりのことだ。

過剰なまでに豪華な晩餐会を催して米中関係の良好さを演出したが、お互いの本心は見えないままで、リベラル系の主要メディアや識者、一部の対中強硬派の識者(保守系含む)は、「中国の"独裁者"を厚遇した」「実質的な成果はあまりなかった」などと批判気味の報道や発表が多かった。

同時に、ウイグルやチベット、香港の人々などから成る数多くの反中団体は、ワシントンD.C.、特にホワイトハウス近くで習氏を批判する大規模なデモやラリーを行い、一時、周辺は騒然とした。

一方、保守系の対中強硬派の多くは、トランプ氏は、特に第二次政権に入って、徹底した対中強硬政策を打ち、ディカップリングも進めている上での計算された演出だったと判断している。トランプ氏は、対中強硬策という「戦略」(Strategy)は変えていないが、アプローチ方法などの「戦術」(Tactics)を変更したと評する政策研究者も多い。

度々話題にされるが、トランプ氏は第一次政権中に、トランプ氏の邸宅マール・ア・ラーゴで習氏とデザートのチョコレートケーキを食べながら、シリアへの59発のミサイル攻撃を行ったことを伝え、習氏に衝撃を与えた事例や、「台湾に侵攻すれば、北京にミサイルをぶち込む」と習氏に伝えたことをトランプ氏自身が寄付者向け内部集会で暴露していることなどから(2025年7月8日付CNN)、習氏から見ると、トランプ氏は怒らせると何をするか分からない「予測不可能」な怖さがあると見られている。

この予測不可能性こそが、敵対する相手に対するトランプ氏の戦略であると見られているため、「トランプ氏は冷静に、(一般的には中間選挙対策やイラン対策などを)計算した上で、表向きは習氏を厚遇しているが、実質的には"転がしている"ように見える」という意見が多い。

実際のところ、トランプ氏は、2025年1月の第二次政権発足とともに、対中強硬政策を大幅にエスカレートさせている。

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タグ: 米中首脳会談  トランプ  共産主義  中間選挙  台湾  貿易  厚遇  習近平  独裁 

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