中国がイランで築いた監視体制が崩される ─ ハッキングによる要人殺害とスターリンクによる検閲突破に、一番青ざめているのは中国か
2026.03.21
《ニュース》
中国が世界中の独裁国家と連携し、反米勢力を結束させる一環として支援してきた「イランの監視体制」が、アメリカやイスラエルの力によって、崩されている実態が明らかになりました。
《詳細》
イランは、国内の民主化運動を弾圧し、国民全体を隷属させるために、監視体制の強化に莫大な資源と労力を投じてきました。
特に2010年、中国の通信機器メーカー「ZTE(中興通訊)」が包括的な監視システムをイラン当局に提供し、当局が反体制派をリアルタイムで特定する能力を向上させます。23年には、頭髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を着ていない女性を"あぶり出すため"、イラン警察は監視カメラの設置を増やし、「街頭パトロールの時代は終わった」と宣言しました。
その一方で、今回の情勢に伴い、イラン政府が強化してきた監視体制が突破される事態が相次いでいます。
まず世間を震撼させたのは、イランの最高指導者であるハメネイ師の殺害でした。イスラエル側が殺害に成功した背景には、同国が数年前より、首都テヘランに設置された監視カメラ網を密かにハッキングし、ハメネイ師の警護情報を蓄積し、行動パターンを把握していたと、英紙フィナンシャル・タイムズがこのほど報じました。
もう一つは、1月にイラン政権を揺るがせた反政府デモであり、イラン政府はインターネットと電話回線を遮断し、抗議運動が大規模・長期化しないための措置を講じました。しかし、米国務省が事前にイランに密輸した、衛星を介したネット通信を行う「スターリンク」により、通信の遮断が部分的に無効化され、当局の暴虐の数々が全世界に知れ渡ることになりました。
これらは、「イラン政府の監視体制には脆弱性がある」ことを如実に知らしめた例であると、米シンクタンクのレポートで報告されています。
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