カムチャツカ地震、新燃岳噴火、トカラ地震……"予言"を怖がるより天意に思いはせるべき
2025.07.31
ロシア極東のカムチャツカ半島沿岸で7月30日、マグニチュード(M)8.8と推定される巨大地震が発生しました。東日本大震災以降、世界で観測された最大クラスの規模とされています。
日本の気象庁は、太平洋沿岸に津波警報や注意報を発表。アメリカの海洋大気局(NOAA)もハワイやアラスカ、西海岸など広い範囲に、警戒や注意を呼びかけました。
ロシア科学アカデミーによると、カムチャツカ地方や北方四島含む千島列島の各地で5~6メートルの津波が目視されました。一部沿岸では、10~15メートルに達した可能性があるといいます。
トカラ地震、新燃岳噴火などとの共時性
日本列島の周辺で"何かが近づいている"感覚を持っている人は、かなり多いのではないでしょうか。
特に最近、人々の警戒を呼んだのが、鹿児島県のトカラ列島で6月21日から始まった、群発地震です。現時点で累積2000回を超える異常事態で、専門家らは原因究明に追われています。
世間では、「トカラで地震が起きると、日本の別の場所で大地震が起きる」という"トカラの法則"なるジンクスが話題となり、不安が広がりました。これに対し、マスコミや学者が「科学的根拠がない」「SNSのデマ」と発信をしていましたが、その矢先の6月27日、鹿児島県の霧島連山・新燃岳が連続噴火を始めました。
これに対しても、専門家らは「トカラと新燃岳は距離が遠く、メカニズム的に関係はない」と強調してきました。
以前から、「2025年7月5日に日本で大災難が起きる」という日本の漫画家による予言が拡散され、社会問題となっていたこともあり、気象庁長官が記者会見の度に「トカラの法則も、地震の予言も、科学的根拠はない」と訴える、異例の事態となりました。
そんな渦中に、今回、日本が主要な影響地域となる巨大地震が発生したため、動揺が広がっています。
それでなくとも近年、地震の増加を実感している人は多く、全国における地震保険の保有契約件数は過去最高となっています(損害保険料算出機構)。台風などの水害や熱波なども含め、何らかの「共時性」は無視できない状況となっています。
天変地異は人間界と連動している
ややパニック気味にもなっているネット世論に、あくまでデマと強弁する専門家やマスコミ……果たしてこうした天災の増加や予兆を、どのように受け止めるべきなのでしょうか。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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