中国の大学が琉球研究センターを設立し、「琉球問題は祖国統一」と発信 台湾有事に関与する日本に対し、ありもしない沖縄帰属問題で牽制
2024.09.13
「中国の侵略を手引きするのか」と批判された沖縄県那覇市に建つ龍柱(画像:kuremo / Shutterstock.com)。
《ニュース》
中国・遼寧省にある大連海事大学が、沖縄の研究を目的とした「琉球研究センター」を設立する準備を進めていると、各紙がこのほど報じています。
《詳細》
各紙が引用した香港紙・星島日報によると、9月1日に大連海事大学で、国務院(政府)傘下の中国社会科学院や北京大学、上海復旦大学、南京大学などから20人以上の研究者らが参加した「琉球研究センター」の設立準備会が開催され、シンポジウムも行われました。その中で、中国海洋法学会の高之国会長は、「『琉球問題』は国家安全と祖国統一に関わり、政治的、歴史的な意義が大きい」と語ったといいます。
これについて香港紙は、「日本を牽制」というトーンで報道。日本がアメリカと連携して、台湾有事に関与する動きを強めていることを念頭に、中国が沖縄の帰属問題を取り上げたという狙いがあるようです。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画