全国学力テストで読解力の低下傾向、SNSの使用時間は長いほど成績低く デジタル化進む中でも、長い文章を読むには「紙」だと生徒は実感している

2024.07.30

《ニュース》

小中学生を対象とした全国学力調査の結果で、SNSの利用時間が長いほど学力が低下している傾向が出たことが分かりました。

《詳細》

7月29日に公表された2024年度の全国学力調査の結果では、小学校6年生と中学3年生のSNSや動画視聴の時間が22年度と比較して長くなり、さらに、利用時間が長いと平均正答率が低くなる傾向が出ていることが分かりました。

SNSや動画視聴の時間が「30分未満」の児童・生徒の正答率が63.9%だった一方、「4時間以上」では51.6%と、かなりの差が開きました。特に中3数学では、「30分未満」で61.8%だった一方で、「4時間以上」は43.3%と、18ポイント以上の差が開いています。

また、中学国語の平均正答率は過去最低となり、特に「読む」力を見る問題や、説明文を要約して記述する問題の正答率が低くなりました。

SNSや動画視聴の影響について現場の教師や教育の専門家からは、「文章を読み解く忍耐力のようなものが年々下がっている」「最近の大学生は、文脈を読む力が弱まっているように感じる。SNSでの短文のやり取りや動画の視聴が影響しているのでは」などの指摘が上がっています(30日付読売新聞)。

《どう見るか》

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タグ: オンライン化  全国学力テスト  動画視聴  SNS  読解力  共通学力テスト    デジタル化 

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