東京都がマッチングアプリを独自開発へ──目に余る自治体の少子化対策の迷走 根本原因の見極めが必要

2024.06.07

《ニュース》

東京都が少子化対策の一環として独自のマッチングアプリの開発を進めています。今年の夏にも実用化する予定です。

《詳細》

マッチングアプリとは、恋人や結婚相手を探すためのサービスを提供するアプリで、写真やプロフィールなどをもとに、お互いに求める条件が一致すれば、交際や結婚に発展することになります。

東京都は少子化対策の中で「出会い・結婚への希望を叶える支援」として、昨年度は2億円、今年度は3億円の予算を計上しています。昨年12月には、ウェブ上でのマッチングシステムのテスト運用を開始。加えて、スマートフォン向けのアプリを民間に運営委託するかたちで、今年の夏ごろまでの実用化を目指しているといいます。

都の開発するアプリは信頼性を高めるため登録審査を厳しくしています。運転免許証などの顔写真付き本人確認書類、独身証明書または戸籍謄本の提出、源泉徴収票など所得証明書の提出のほか、身長や最終学歴、仕事内容などの個人情報の登録も必要になるといいます。

ほかにも、都は新たに5000万円を投じて「結婚にまつわるエピソードと思い出ソングの募集」などに取り組んでいます。

東京都だけでなく、少子化対策の一環として「官製婚活」を推進する自治体は多くありますが、その「迷走ぶり」には懸念の声が相次いでいます。

《どう見るか》

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タグ: 夫婦  マッチングアプリ  家族  結婚相手  婚活  少子化対策  東京都 

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