中国探査機、月の裏側で世界初の試料採取成功 その先にある月面基地建設の本当の意図とは?
2024.06.05
《ニュース》
中国の無人探査機「嫦娥6号」が4日、世界で初めて月裏側のサンプル採取に成功し、離陸したことを、中国国家航天局(CNSA)が発表しました。
《詳細》
今回の探査は、中国が国家的に推進する月探査プロジェクト「嫦娥計画」の一環です。
月の裏側へは、2019年に「嫦娥4号」が世界で初めて着陸したとされていますが、今回はさらに、同地域の地表や地下から約2キロ相当の試料を採取し、地球へ持ち帰ることを目標としています。
「嫦娥6号」は5月、大型ロケット「長征5号」により打ち上げられました。裏側への着陸は、地球との通信が難しいなか、3月に打ち上げた中継衛星を介しての操作となりました。同機は2日、月裏側にある巨大クレーター「南極エイトケン盆地」に着陸。約2日間かけて活動した上で、上昇機による離陸に成功したと報じられています。
新華社は「人類の月探査史上、前例のない偉業」「着陸機に積まれた中国の国旗が月の裏側に初めて掲げられた」と報じました。
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