アメリカの代表的教会が同性愛を教義的に容認 宗教がすべきはこの世の人権保護的"救済"ではなく「魂の救済」

2024.05.15

《ニュース》

アメリカのプロテスタント教団である合同メソジスト教会(UMC)はこのほど、同性愛について「キリスト教の教義と相容れない」と明記していた教憲条項を削除することを公式に承認しました。

《詳細》

この承認は4月23日から5月3にかけて米ノースカロライナ州シャーロットで開催された総会にて行われました。同教団は福音派・保守派主体の南部バプテスト連盟(SBC)に次ぐ規模のプロテスタント教団で、メソジスト派としては世界最大とされます。

UMCではかねてより同性婚及び同性愛容認をめぐって、教団内の保守派とリベラル派で見解が大きく割れていました。特に容認に傾く指導部に保守派が反発し、その流れを受け、19年から23年にかけて7500以上の各地の所属教会がUMCを離脱しました。結果的にこのほど、教団として正式に容認姿勢を打ち出した形となります。

半世紀以上にわたり堅持されてきた今回の教憲条項の削除以外にも、教団が認める結婚の定義について「性交同意年齢に達した成人男性と成人女性」のみならず、「性交同意年齢に達した成人2人」という文言が加わり、事実上、同性婚を内包(承認)するものとなりました。

《どう見るか》

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タグ: 同性婚  同性愛  キリスト教  ローマ教皇  プロテスタント  教義  カトリック  LGBTQ  人権 

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