台湾有事でネットが使えないリスク - ニッポンの新常識 軍事学入門 47
2024.04.29
2024年6月号記事
ニッポンの新常識
軍事学入門 47
台湾有事でネットが使えないリスク
世界の流れを正しく理解するための、「教養としての軍事学」をお届けする。
情報安全保障研究所 首席研究員
山崎 文明
(やまさき・ふみあき)1955年、大阪府生まれ。大手外資系の会計監査法人などのシステム監査に携わり、情報セキュリティに関する政府関連委員会の委員を歴任し、現職。共著に、『2023年台湾封鎖』(宝島社)など。
インターネットを含む国際通信の約99%が、海の底に敷設されている通信ケーブルを使って行われています(2019年時点)。
「海底ケーブル」を経由した通信の代表例は、貿易の決済や海外送金を支える国際金融ネットワーク「SWIFT(国際銀行間通信協会)」や航空券の予約システム、海外にサーバーを置いているITサービス(例えばクラウド)であり、それらは現代社会に密接に関係しています。
海底ケーブルの敷設状況(画像は米調査会社テレジオグラフィーのHPより)。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画