利用率が5%以下のマイナ保険証、導入済み病院も半数が「患者の利点なし」 不要なものの利用率を上げる支援金など無駄になる

2023.11.14

《ニュース》

厚生労働省の調査で、マイナンバーを保険証として利用する「マイナ保険証」の利用率が10月時点で4.49%だったことが明らかになりました。ピークだった4月の6.3%から、6カ月連続で低下しています。

《詳細》

医療機関や薬局では、今年4月から患者の健康保険証の資格をオンラインで確認するシステムが原則義務化されました。医療機関の利用件数は、10月で1億7334万件に達しています。

一方、オンライン資格確認の導入に伴い、利用を促進してきた「マイナ保険証」の利用は低迷しており、5月の853万件から、10月には779万件へと低下し、利用率は5%に満たない水準です。

また厚労省は7月から9月にかけて、マイナ保険証を使うシステムを導入している約1000件の病院に利用状況を調査。患者の同意を得て薬の処方履歴を閲覧する仕組みを活用しているのは29.6%で、活用していないと答えた病院が68.2%となりました。活用しているという病院も、患者側の利点については「特にない・分からない」が最多の51.1%となり、病院が感じた効果についても「特にない・分からない」が42.2%で最多となっています。

《どう見るか》

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タグ: マイナンバー  マイナポイント  健康保険証  支援金  マイナ保険証  オンライン  利用率  税金の無駄遣い 

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