真理の舞台になった歴史 [第20回] - 人口が半分に減った、漢王朝・武帝時代
2023.05.29
2023年7月号記事
真理の舞台になった歴史
幸福の科学学園で歴史を教える桜沢正顕教諭が、大川隆法・幸福の科学総裁が法話や霊言で言及した象徴的な歴史的事象について解説します。
第20回
人口が半分に減った、漢王朝・武帝時代
桜沢 正顕
幸福の科学学園中学高校 募集広報主任 社会科主任 チアダンス部顧問
中国・漢王朝(前漢)の武帝は、東西南北に領土を拡大し漢の"全盛期"をつくり出した皇帝として、現代では賞賛される傾向があります。しかし当時の状況を詳しく見ると、「失政続きの暴君」という人物像が浮かび上がってきます。
漢王朝は紀元前202年、秦滅亡後の混乱の中、歴戦の武将・項羽に勝利した劉邦が開きました。その後、漢は「文景の治」とも呼ばれる5代目の文帝、6代目の景帝の時代に大いに発展。財政的に恵まれた時代に、7代目の武帝が16歳で即位するも、54年間に及ぶ在位で国力も人口も摩耗したのです。
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