中国反体制派のツイッター投稿やアカウントが見つけづらくなっているとNYT報道、スタッフ不足か 言論の自由を守るための早急な対処は必要

2023.02.16

中国・上海でスマートフォンを見る人々(画像:StreetVJ / Shutterstock.com)。

《ニュース》

ツイッターサービスの中断や不具合が続き、中国の反体制派活動家たちが口封じされているのではないかと恐れていると、14日付米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙(電子版)が報じました。

《詳細》

NYT紙の報道によると、30人以上の著名な中国人活動家や反体制派が、ここ数カ月間、自身のツイッターの投稿やアカウントが見つけづらくなっていると指摘しています。

活動家たちは、ツイッター上で名前を検索したり、コンテンツを投稿したりしてもそれが表示されない「シャドウバン」問題に直面しています。また3人の反体制派に関しては、警告なしにアカウントが凍結されたといい、そのことを訴えるとアカウントが復活したと語っています。

同サービスに詳しい関係者がNYTに語ったところによると、ツイッター社CEOに就任したイーロン・マスク氏が、同社従業員を7500人から約2200人にまで削減したため、同社のスパムフィルターを監督し、アカウントに関するユーザーの疑念を処理し、その他の問題を解消するスタッフが減っています。

そのため、スパムや政府の偽情報キャンペーンを排除するための自動システムのメンテナンスが不十分となり、一部のツイッターシステムが中国の偽情報キャンペーンと本物のアカウントを区別できなくなって、活動家や反体制派のアカウントが見つけづらくなったようです。

中国安徽(あんき)省在住の作家で、6年以上刑務所に入れられたシェン・リャンチン氏は、NYTの取材に「もしこのプラットフォームが私たちのアカウントをブロックしたら、私たちの声を届ける手段を失います」と述べています。

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タグ: ツイッター  スパム  言論の自由  反体制派  アカウント  活動家 

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