ウイグル政府主席、政治家や活動家の反対を受け、欧州訪問を中止 「ウイグル・ジェノサイド」を許さないという意志表示

2023.02.15

2019年2月、ベルリンの首都ブリュッセルにあるEU本部の外で行われた、中国当局によるウイグル人の扱いに抗議するデモの様子(画像:Alexandros Michailidis / Shutterstock.com)。

《ニュース》

中国共産党の政治家である、新疆ウイグル自治区のエルキン・トゥニヤズ人民政府主席が欧州連合(EU)やイギリスへの訪問を中止したと、米ポリティコなどのメディアが報じています。

《詳細》

英ガーディアン紙は2月初め、トゥニヤズ氏が英ロンドンやEUの中心政治都市ブリュッセルを訪れて、高官と会談すると報じていました。

しかし、多くの政治家やウイグル人活動家たちから、「イギリスやEUの高官と会談することを許可することは、新疆ウイグル自治区におけるウイグル人に対する中国の虐待に目をつぶることだ」と反対する意見が多く上がりました。

また、人権団体や欧州議会から「欧州入りしたら、『人道に対する罪』容疑で取り調べるべき」という声も上がっていました。

13日付ポリティコは、「(トゥニヤズ氏は)パリとブリュッセルの訪問をキャンセルした」と指摘。フランスとベルギーでトゥニヤズ氏のリセプションパーティが開催される予定でしたが、招待された人々に「スケジュール上の理由で、(イベントは)延期される」というメールが届いたと報じています。

14日付米ラジオ・フリー・アジアは、イギリス訪問も中止されたと指摘しています。

《どう見るか》

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タグ: ジェノサイド  侵略  ウイグル  人権活動家  エルキン・トゥニヤズ  人権侵害 

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