イギリスの中国総領事館前で抗議活動をしていた香港出身の男性が暴行を受ける 中国の非常識な主権侵害を断固糾弾し、日本でつけ入る隙を与えるな

2022.10.19

中国総領事館から出てきた男が、暴行前に抗議の看板を蹴る様子(CNN「Hong Kong protester allegedly beaten at Chinese consulate in UK」よりキャプチャー)。

《ニュース》

イギリス・マンチェスターの中国領事館前で16日、香港の民主化を訴えるデモに参加した活動家の男性が、暴行を受ける事件が発生しました。

《詳細》

男性は香港からイギリスに移住した30代で、16日の中国共産党大会開幕に合わせて、総領事館前でデモを行っていました。

当時は30~40人が集結しており、抗議活動は平和的に行われていましたが、領事館の敷地から出てきた、少なくとも8人の男らがデモに使用された共産党批判の看板を破壊。男性を敷地内に引きずり込み、殴る蹴るなどの暴行を加えました。総領事館から出てきた男の数人はヘルメットと防弾チョッキを着用していたと報道されています。

警戒中の警察官が介入し、男性を助けて敷地内から引きずり戻しました。男性は顔や体を負傷しており、治療のため一晩入院しました。男性は英メディアの取材に、「(イギリスでは)言いたいことを言う自由があるはずだ」と訴えています。

ロイター通信によれば、中国外務省の報道官は18日の定例記者会見で「不穏分子がマンチェスターの中国総領事館に違法に入り、中国の在外公館の安全を脅かした」とし、「どの国の外交施設も施設内の平和と威厳を守るために必要な措置を講じる権利がある」と述べたとのことです。

一方で、英政府は事件に対して「深刻な懸念を抱いている」と発表。英外務省は在ロンドンの中国臨時代理大使を召還してイギリスの法律と規制を守るよう要請しました。

《どう見るか》

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タグ: 総領事館  中国  イギリス  抗議活動  暴行  香港  香港国家安全維持法  雨傘運動 

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