新疆ウイグル自治区でロックダウン、住民の食事はインスタント麺ばかり 食料や医薬品不足を訴えるネットの声を当局がかき消す

2022.09.14

《ニュース》

新型コロナウィルスの感染拡大を押さえ込むために、中国の新疆ウイグル自治区でロックダウン(都市封鎖)政策が行われており、現地の人々が苦しんでいます。米ニューヨーク・タイムズ紙がこのほど報じました。

《詳細》

同紙は、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州のグルジャ市が、過酷なロックダウン下に置かれているとし、食べ物や医薬品、女性向けの生理用品などが不足していて、住民たちが助けを求めていると報じています(11日付電子版)。

グルジャ市に住む60万人は8月初旬から自宅待機を命じられており、その多くが生活必需品の配送を受けているといいます。同紙の電話取材に応じた住民の一人は、「5日ごとに食べ物を受け取っているが、栄養はほとんどない──果物も野菜も肉もない」と語っており、複数人の住民は、食べ物の配送は米やナン、インスタント麺など、変化に乏しくなったと証言。ある住民はこの2週間、インスタント麺しか受けとっていないと述べました。

グルジャ市は中国本土から多くの観光客が訪れる観光地でしたが、オミクロン変異株の流入を受け、新疆当局は8月中旬以降、観光客の受け入れを抑制すると発表しています。

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タグ: ウイグル  食料不足  ロックダウン  隠蔽  生活必需品  コメント洪水キャンペーン  医薬品 

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