日台の外交・防衛担当が初の会談 さらなる連携で対中国包囲網を築け
2021.08.28
《ニュース》
自民党の佐藤正久外交部会長と大塚拓国防部会長が27日、台湾の民進党で外交・防衛を担当する立法委員(国会議員に相当)らとオンライン形式で、初の会談に臨みました。
《詳細》
本会談は日本側の呼びかけで実現しました。この「日台与党間外務・防衛2プラス2」は、議員間で認識を確認し合い、日本と台湾との政策を近づける狙いがあります。台湾への軍事的圧力を強める中国への対応を議論し、外交・安全保障面での強固な連携をとる方針を固めました。また、世界保健機関(WHO)など国際機関への台湾の参加を促進することについても一致しました。
今回の会談はオンライン形式でしたが、将来的には対面での対談を念頭に置いていると報道されています。
1972年の「日中共同宣言」以降、非政府間の交流は続いていたものの、日本と台湾には正式な外交関係がありませんでした。今回の会談を機に、日台間の政策調整ルートの確立が現実味を帯びてきました。
中国外務省の汪文斌報道官は25日、「日本は中国への内政問題への干渉をやめるべきだ」と開催反発の意を表明していました。会談後の27日には、「台湾独立勢力に誤ったシグナルを発することがないよう求める」と日本側に厳重な申し入れを行ったことが、報道官によって明かされています。
《どう見るか》
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