米加州で民主党のコロナ対策に不満噴出 知事の解任要求に続き、郡公聴会で住民120人が異議の声
2021.08.20
2021年4月、カリフォルニア州ロサンゼルス郡のビバリーヒルズで、マスク着用義務に反対する人々。画像:Michael Gordon / Shutterstock
《ニュース》
新型コロナウィルスへの対策をめぐり、民主党の巨大支持基盤とされるカリフォルニア州で、民主党の方針に対する不満が噴出しています。
ビーチシティとして有名な同州サンディエゴ郡では17日、コロナ・パンデミックとの戦いにおける郡政府の努力について、郡の監督委員が公開公聴会を開催。少なくとも120人の住民が参加し、郡政府による強権的なコロナ対策に異議の声を上げました。地元メディアKUSIニュースが報じ、英語版エポックタイムズ紙などが続いています(それぞれ17日、18日付)。
《詳細》
カリフォルニア州は、昨年から繰り返しロックダウン(都市封鎖)を行い、マスクの着用義務や医療従事者へのワクチン接種義務など、州民の行動を厳しく制限してきました。
報道によると、公聴会に参加したサンディエゴ住民の中には、州によるワクチン接種義務を受けて辞職した看護師も参加。以下のように発言しています。
「カリフォルニア州は8月5日、あらゆる医療従事者にコロナワクチンの接種が義務付けられることを発表しました。(中略)私はこの18カ月、医療機関でワクチンを接種しないまま働いてきましたが、何も問題はありませんでした。しかし今、突然、公共の健康にとって私は"脅威"であると(政府から)認定されてしまったのです」
同じく公聴会に参加した学齢期の子供を持つ母親は、「笑うことと遊び」が子供の発育上大切であると指摘した上で、州政府によるマスク着用義務が引き起こす問題に言及。「私の子供も、私も、これ以上カリフォルニアの"マスク政治劇"に付き合う気はない」とし、「母親として、私は自らの自由と、子供の権利のために決して引き下がらない」と語りました。
そのほか、「私は自分の人生を生きたいのです。あなた方(行政の人間)はそれを私から奪っているのです」など、住民から自由を求める声が多数上がっています。
《どう見るか》
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