中国公安が日本の一般人を「ウイグル・テロリスト」として監視していた
2021.06.11
《ニュース》
中国・上海市当局が、少なくとも9万人の個人情報データなどを「ウイグル・テロリスト」と名付けて保管し、日本人895人分のデータが含まれていたと、9日付朝日新聞が豪サイバーセキュリティー会社「インターネット2・0」の調査をもとに報じました。
《詳細》
個人情報などのデータは6つに分類され、出入国管理情報、上海金山区港の防犯システム、科学技術部ブラックリスト、公安部犯罪データ、上海企業・従業員制御システム、交通委員会危険人物リストからなります。例えば科学技術部ブラックリストには、7599人のウイグル人がタグ付けされています。
特に各国メディアが注目したのは、出入国管理情報です。この中に、外国人としては最多となる895人の日本人リストが含まれており、朝日新聞はこの情報をもとに本人とコンタクトを取った結果、本物であると確認しました。しかし、彼らはウイグル人との交流が深いわけではなく、反中的な人物でもありませんでした。中国当局が、普通の一般人を監視していた意図は不明です。
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