カナダ議会でも中国のウィルス研究が議題に もはや常識となりつつあるコロナ研究所説

2021.05.01

カナダの上院議会。画像:David J. Mitchell / Shutterstock.com

《ニュース》

カナダ下院の特別委員会(CACN)はこのほど、2019年に中国出身の科学者がエボラウィルスなどを中国に持ち出したことに関して、公衆衛生庁(PHAC)などの責任者を追及する姿勢を明らかにしました。

《詳細》

カナダの国立微生物学研究所(NML)に所属する中国出身の科学者・邱香果(チィ・シィングゥ)氏と夫の成克定(チォン・クァディン)氏は2019年3月、エボラウィルスとペニパウィルスを持ち出しました。さらに、これらのウィルスは中国・武漢ウィルス研究所に輸送されたと見られています。

同年7月、これを受けてNMLは同夫妻と一部の中国人留学生を解雇しましたが、PHACは、邱氏らの解雇はあくまでもウィルスの持ち出しとは無関係と説明しています。

しかし、今年3月に行われた公聴会で、PHACの最高責任者イアン・スチュアート氏はプライバシーの問題などを理由に、邱氏らの解雇理由などの調査情報の提供を拒否。同じく招集されたNMLの副所長代行のギョーム・ポリクイン氏は、武漢ウィルス研究所に持ち込まれたウィルスは、抗ウィルス剤の研究などに使用されると発言しました。

そこで、CACNは5月10日に、スチュアート氏とポリクイン氏を再び招集する予定。武漢研究所に持ち込まれたウィルスが、ウィルスの致死性や感染力を高める「機能獲得研究」に使用された可能性が、公聴会の争点になると見られています。

《どう見るか》

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タグ: 中国  エボラウィルス  カナダ  国立微生物学研究所  武漢ウィルス研究所  新型コロナ  生物兵器 

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