「人に嫌われない生き方」は「悟り」の入り口 大川総裁が法話

2021.01.31

人に嫌われるか、好かれるか──。

簡単な言葉だが、幼児期に他の子供と遊び始める時から、晩年に看取られるその瞬間まで、人生についてまわる永遠のテーマだ。

基本的に、多くの人から嫌われれば人生は不幸であり、好かれれば幸福と言える。単純だが、まったく侮れない概念だ。

職場や家庭で「自分の貢献や状況が分かってもらえない」「自分の能力が、偏って評価されている」ともやもやしていても、「その主張が正しいかどうかは置いておいて、ところで自分は嫌われそうになっていないか」と自問すると、何か身の処し方を変えねばならないのではとハッとすることもある。複雑な人間関係において、案外、一転語になったりもする。

かといって、「嫌われたくない」の一点張りというわけにいかないのも、人生の難しいところだ。

子供を持ったり、社会的立場が上がれば、人を安易にほめたり、誰かの問題点を放置すれば、かえって悪い結果を招き、周りから非難される(嫌われる)こともある。言うべきことを言わず、人や社会を不幸にすれば、人生に後悔を残すこともあるだろう。

「嫌われないか」というのは、人生すべてにかかわる広さがあり、かつ無限に応用編が出てくる奥行きあるテーマと言える。

コロナ禍でますます重要なテーマに

大川隆法・幸福の科学総裁は1月28日、「人に嫌われない生き方」と題し法話をした。本法話は、幸福の科学の支部や精舎で公開されている。

大川総裁は、嫌われやすさの程度は、時代の流れによって差が出てくると指摘。特にコロナ禍の今は、「人間嫌い」「ナーバス」な風潮になっており、「いつもより神経が細やかでなければいけない」と述べる。実際、家庭や職場、その他の社会的活動においても、いつもは問題にならないようなことが、思わぬ争い・非難を生みやすくなっていると言えるだろう。

そんな中で身につけるべき、「嫌われない生き方」の王道とは何か。

「嫌われない生き方」における「段階論」「仏教的チェックポイント」「『画皮』との関係」

大川総裁は、年齢や立場などに応じて変えるべき、人に対する言葉の使い方について、さまざまな例を引いて解説する。

自己啓発書などに書かれている対人関係のアドバイスなども、この段階論を間違えると、裏目に出ることがあるという。

この観点は、「言葉を発する」側にも重要だが、目上の人の言葉の受け止め方を間違えて、"嫌われる道"を歩み始めないためにも、知っておかなければならない内容であることが分かる。

さらに大川総裁は、「嫌われない生き方」の核心として、仏教で説かれる"ある徳目"に基づいて、自分の言葉や行動、感じたことをチェックすることが重要と説いた。自分の性格について、新しい発見があるだろう。

また大川総裁は、外見の美しさで異性を誘惑する生き方のなかにも、大多数の人に嫌われる要素があると指摘。そうした「魔性」をテーマにした映画『美しき誘惑─現代の「画皮」─』(5月に公開予定。関連記事参照)についても言及した。

バイデン政権・中国・マスコミに注意! 正しい言葉の聞き方

さらにこの言葉の使い方、受け止め方にからめ、国際政治においても重要な論点があった。

(1)バイデン大統領の"対中強硬姿勢"は、日本で言う「前向きに検討します」レベル。報道官が口にした「戦略的忍耐」は、オバマ元大統領の言葉であり、「何もしない」ことを意味しており、わが国としては気をつけなければならない。

(2)昔の中国には諫言を受け入れる文化があったが、現在の中国政府はその歴史を全く学んでいない。

(3)マスコミは嘘を報じても、基本的に反省ができないので、その「悪見(間違った考え方)」を真に受けないように注意しなければならない。

(4)独裁国家の言論は堂々と嘘をつく「居直り強盗」「説教強盗」を彷彿とさせるところがあるので、真理に照らして正しいかどうかをよくよく見なければならない。

歴史書において非難され、後世の人々に"嫌われない"よう、物の見方、聞き方、言い方には、慎重でなければならないと思わされる。

このように「嫌われるかどうか」というテーマは、あらゆる事柄に関係してくる。

大川総裁は「人に嫌われない生き方とは、どういう生き方なのか。すごく簡単な言い方だけども、このなかにも十分悟りの要素は入っているし、人間としての正しい生き方とは何かというテーマを、分かりやすく言っていることでもある」と述べ、人格を磨く深遠な道であることを示した。

上位の内容は、本法話のごく一部。他にも、次のような論点に言及されている。

  • 「華」のあるタイプが、組織で居心地が悪くなると、どうなることが多いか?
  • 「フランク」であることが吉と出る場所と、凶と出る場所
  • サラリーマンと経営者との言葉の使い方の違い
  • 欲が過ぎていないかをチェックするための「時間」の観点
  • 怒ることで成果を出すタイプはどうなるか?
  • 意外に侮れない「業務知識」の重要性
  • 宗教で世間のカルチャーを持ち込むことの危険性
  • ネット時代に気を付けるべき「悪見」の罠


ここに紹介したのは法話のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/まで。

【関連書籍】

『人に嫌われる法則』

幸福の科学出版 大川隆法著

幸福の科学出版で購入

Amazonにて購入

【関連記事】

2021年1月7日付本欄 大川総裁が法話で2021年の指針 「コロナ禍の先に、スピリチュアル革命が起きる」

https://the-liberty.com/article/17965/

2020年12月9日付本欄 『美しき誘惑-現代の画皮-』が来年5月14日公開決定!

https://the-liberty.com/article/17870/


タグ: 仏教  独裁国家  好かれる  非難  人間嫌い  嫌われる  バイデン  人間関係 

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