2018年9月号記事

仕事の成果が出る!

リッツ・カールトン流おもてなし講座 Vol.24

世界最高峰のおもてなしで多くの人を感動させる「ザ・リッツ・カールトン・ホテル」の元日本支社長の高野登氏に、仕事の悩みを解決するヒントを聞きます。

Happy Cafe 店長

マミ

元気で明るい。何でも前向きにトライ。たまに、おっちょこちょいなところも。

今月のマミ店長の悩み

プライドが高い部下への対処法は?

「プライドが高い」ことは、必ずしも悪いことではありません。プライドの高さを否定的に捉えすぎない方がいいでしょう。

プライドが高い部下の心を開けるかどうかは、そのプライドの高さを「自分の仕事に自信と誇り、責任感を持って真剣に向き合っている」と肯定的に捉え、それをどれだけほめられるかにかかっています 。

リッツ・カールトンのスタッフも、みんな、とてもプライドが高かったです。それが上司に正しく評価されなければ、「こんなに自分は仕事に誇りを持って働いているのに……」と、ますます意固地になってしまいます。

良い意味でプライドを持って仕事をしている人は、認められ、ほめられることを渇望しています。その渇望を満たしてあげるような正しい言葉をかけることができれば、人間は180度変わるものです。

プライドの高い部下の心を開くもう一つの方法は、まずこちら側から弱みをさらけ出すことです 。例えば、自分が知らなかったことや、失敗体験などを話したうえで、「○○さんは勉強熱心で、きちんと気配りができてすごいね」などと相手の仕事ぶりを認めます。

これは本気でやろうと思わなければなかなかできませんが、こちらの本気度が伝われば、相手の態度も必ず変わってきます。