頻発する文科省の不祥事 いま求められる「徳ある政治」 - ニュースのミカタ 3
2018.07.29
写真:sunny/PIXTA(ピクスタ)
2018年9月号記事
ニュースのミカタ 3
政治
頻発する文科省の不祥事
いま求められる「徳ある政治」
国民の信頼を失墜させる、文部科学省の不祥事が相次いでいます。
このほど受託収賄の疑いで、文科省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者が逮捕されました。同省の私立大学支援事業の対象校に選定する見返りに、佐野容疑者の息子を合格させてもらうという、典型的な「裏口入学」による収賄です。
昨年は同省の天下り問題も注目を集めました。組織ぐるみで大学などへの天下りのあっせんが行われ、43人が処分されています。
度重なる不祥事により、複数の局長級職員が逮捕や辞職に追い込まれていることは、異常事態と言えるでしょう。
これらの不祥事は、日本ならではの問題です。例えばアメリカ連邦政府は、高等教育機関の設置認可に関与していません。州政府の認可が必要となりますが、書類を提出するのみで許可が下りる州もあるのです。
日本は文科省に「許認可権」があり、補助金の額も決めているなど、大学は生殺与奪の権を握られています。そのため、収賄や天下りなどの問題が起きやすいと言えるでしょう 。
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