国防総省、NASA、CIA……元政府系のUFO専門家が一致団結して研究始める
2017.11.07
米国防総省( Wikipedia より)。
《本記事のポイント》
- 元政府関係者が団結してUFO研究を開始
- 科学性を重視したUFO調査機関も誕生
- 今後、UFOの調査結果が続々と公開されていく
UFOを科学的に研究する専門組織が続々と生まれている。
1つはアメリカで大人気のバンド「ブリンク182」の元ギタリスト、トム・デロング氏(41歳)が代表を務める「To the Stars Academy of Arts and Science」という研究団体だ。
彼は、元々、UFOやエイリアンテクノロジーに強い関心を持っており、2015年にバンドを脱退し、このほど正式に団体設立の声明を出した。メンバーは、元国防次官補代理や国防総省、NASA、国家安全保障局や大学などの研究者、CIAの研究者やエージェントといった、そうそうたる顔ぶれ。皆、UFO研究の専門家である。
デロング氏は、彼同様にUFOに深く通じていると言われる、ヒラリー・クリントン氏の側近ジョン・ポデスタ氏とも交流がある。ウィキリークスの暴露した情報では、二人のメールの中で、このデロング氏のUFOプロジェクトの存在が明らかにされていた。
デロング氏には政府筋の情報や人脈が豊富にあり、暴露情報によると、デロング氏がポデスタ氏のアレンジしたUFO極秘会合に同席していたという。そこには元米空軍宇宙軍団の司令官補やロッキードマーティン社の極秘先進開発計画チーム「スカンクワークス」の幹部、ライト・パターソン空軍基地の将軍などが出席していたという。
ちなみに「スカンクワークス」は「エリア51」で研究しており、ライト・パターソン空軍基地には、ロズウェルで墜落した宇宙人の死体が保管されていると言われている。
彼のUFO団体設立のニュースは、音楽誌「ローリング・ストーン」をはじめ、「ニューズウィーク」など多くのメディアが驚きをもって伝えた。今後、科学、航空宇宙関連、エンターテイメントの分野で様々な情報を出していく予定であり、注目を集めている。
科学性を重視したUFO調査する機関も
また、別のUFO団体設立の動きもあった。
元軍や警察関係、科学者等によるUFO、USO(未確認潜水物体)、UAP(未確認空中現象)の科学調査団体「SCU」(Scientific Coalition for Ufology)が正式に発足したことを10月30日付英エクスプレス紙他が伝えた。「SCU」は徹底的に科学的で客観的な調査をすることにこだわっている。
こちらのメンバーも、これまでUFOを研究してきた専門家たちばかりだ。役員の一人、米陸軍資材軍団の上級技術者、リッチ・ホフマン氏は、1964年からUAPを研究している。彼は「タブロイド紙ではなく学会誌等に論文を発表したような人物を求めている」と述べ、技術者のロバート・パウエル氏は「UFOを偏見なくオープンマインドに研究する科学的な組織が、メディアに公平で偏らない情報を与えることが重要」と訴えている。
「SCU」は、2015年、プエルトリコの国土安全保障省からリークされた衝撃的なUFO動画を究明するために集められたメンバーが元になっている。その分析結果は162ページにまとめられ、サイトで閲覧可能。未だ説明不可能で未解決のままだ。
プエルトリコで、米税関・国境警備局が撮影したUFO動画
どちらの団体も、今後、科学的な調査に基づいた新たな情報を開示していく予定で、UFOコミュニティも大きな期待を寄せている。(純)
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