金融政策は「ガソリンスタンドの仕入れ」【手取り足取り経済講座(9)】
2016.09.20
経済はよく、「生き物」に似ていると言われています。
人の体は、原則、自然のままで機能します。しかし時には、医者の治療を必要とすることもあります。経済も、原則、自由に任せておくべきですが、時には政府の"治療"を必要とすることもあります。これが経済政策です。
金融緩和は"貧血"の治療法
特に今の日本は「慢性デフレ病」とでも言うべき状況にあります。金めぐりが悪い、一種の貧血です。「貧血は万病の元」と言われますが、デフレも倒産・失業・給料減の元になります。
その対策として政府が行っている"治療"が、「財政出動」「金融緩和」の2種類です。本欄では、後者「金融政策」のメカニズムについて解説していきます。
ニュースにおける金融政策の議論は、「どの治療法がいいのか」を議論するもの。そうした話を理解する助けになればと思います。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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