年金をやめたら家族で支え合う社会に ジョージアの歴史に学ぶ(後編)

2016.09.01

旧ソ連の構成国として共産主義体制を経験したジョージア(旧グルジア)は、現在では自由の国に生まれ変わった。高官として、共産主義体制から自由主義体制への変革に携わったギア・ジャンディーリ氏に、自由のすばらしさについて聞いた。

(編集部 長華子)

経済学者

ギア・ジャンディーリ

プロフィール

(プロフィール)1961年生まれ。ジョージアテクニカル大学、トリビシ国立大学卒業。中央選挙委員会、ジョージアの財務省の局長等を経て、2001年に、新経済学派(New Economic School)を設立し、現在同機関の副理事。

(前編からの続き)

改革に不可欠な政治家のリーダーシップ

ジャンディーリ氏: 大事なことは、政治家が哲学と強い意志を持ち、リーダーシップを発揮して国を改革していくことです。

ジョージアでは、大統領自身がミーゼズ氏やハイエク氏、ロスバード氏らのオーストリア学派の哲学に従い、経済の自由化を目指すと宣言しました。政府も、大統領の提案を受け入れ、憲法に、新しい税金を追加しないように定めた修正条項を追加しました。

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