【参院選2016】幸福実現党・釈量子党首の最後の訴え
2016.07.10
参院選は9日、選挙戦の最終日を迎えた。幸福実現党の釈量子(しゃく・りょうこ)党首は、東京の品川駅前で、最後の訴えを行い、自虐史観の払拭、国防強化、減税という3つのテーマで最後の街頭演説を行った。
以下に、約15分にわたる、声に出して読みたい演説の全文を紹介する。
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立候補は「四十七士」
品川駅ご通行中の皆様、幸福実現党・釈量子でございます。ありがとうございます。
私たち幸福実現党、全国の45の選挙区に候補者を擁立し、今回戦いました。そして比例では私、釈量子と七海ひろこ2人で、四十七士です。
この国を救うための隅石たらんと、人柱たらんと出現した志士なんです。私たち幸福実現党、この日本のために命をかけているんです。
自民党の争点隠しは卑怯
それはなぜでしょう。この日本にとって、政治って何なんでしょう。
今回の選挙、争点隠しの自民党、卑怯じゃないでしょうか。18歳選挙なんです。若い世代に見せられますか、今の政治。
正直じゃないこの選挙、私たち幸福実現党は安倍首相に成り代わって、この国のあるべき姿を示してみせます。
歴史観はどうしても譲れない
まず、この日本にとってどうしても譲ってはいけないその命、それは国家観であり、歴史観です。
昨年の日韓合意、なんですかこれは。10億円の血税をつぎ込んで、この日本に千年の原罪を刻み込んでしまったんです。
私たちの先人たちはこの国を守るために命をかけました。アジアの解放のために戦ったんです。焼夷弾を降らした、あのアメリカのホロコースト、広島の原爆。皆様、この暴挙に対して、私たち日本人はそれでも謝罪を続けないといけない国なんでしょうか。あの先の大戦で、私たちは大事なものを失ってしまいました。
歴史で揺れる安倍首相に改憲はできない
この国は誇りがある国なんです。この国は立派な人間たちの集まりなんです。私たち幸福実現党はこの国の根幹にある歴史の問題、これを揺るがせにした安倍首相、心の底から残念でなりません。
「日本の国の指導者の資格があるのか?」。そう思うんです。
絶対に譲ってはならない、この歴史の問題。許せない! 私、幸福実現党、釈量子、この歴史の問題は命に代えても取り戻させて頂きます。
この歴史の問題が、グラグラするような首相に、憲法の改正なんか、できるんでしょうか。
今回の選挙、改憲勢力が3分の2占めると言われます。ならば、はっきりと何が争点かと、正直に言うべきではないでしょうか。
一番の争点は間違いなく国防
この国にとって、一番の争点、間違いなく、国防です。この国を守るということです。今、野党が安保法反対で、一斉に口をそろえております。この国は、国会議員が国を守らない国です!
この肌が泡立つような恐怖、感じられておられる方、いっぱいいます。北朝鮮のミサイル、水爆実験、さらにSLBMで、脅威高まっています。
中国はどうでしょう。
宗教政党として中国共産党には一歩も引かない
私たち、幸福実現党、言いたいんです。公明党に。
宗教を母体にする政党だったら、中国で弾圧されている民主活動家、パイプがあるんだったら、救ってみてらどうか、と。
私たち、幸福実現党は、単に中国や北朝鮮が憎いと言ってるんじゃないんです。
人種差別しない、これは日本の国是です。
中国の中で弾圧されている方々も、北朝鮮で強制収容所に入れられている方々も、人権が抑圧され、人間以下の暮らしをしている皆さん、政治について口に出しただけで、逮捕されるような国、強制収容所の国、こんな国がお隣の国の本質なんです!
公明党、まず宗教が母体だったら、あの民主活動家を救ってみせてくださいよ。
私たち幸福実現党は宗教政党です。中国共産党には一歩も引きません!
そもそも共産党、世界中で一億人の人々を殺したんですよ。
人権の根拠は「神仏の子」
(日本)共産党が躍進するような時代、これは、中国と北朝鮮を……これ外患誘致です。実際。みなさま、私たち幸福実現党は、このように宗教だからこそ強みがあるんです。
人権の根拠、神や仏の子だというこの人権の根拠、しっかり持っています。ですので、絶対に中国の、唯物論国家の脅威に対して、私たちがいたら飲み込まれないで済むんです。
中国が一番いやなのは宗教ですよ、皆さん!
私たち国会に送り込んだら、中国共産党と握って手引する人たち、全部追い出します! 助けてください。おもしろいことやりますよ、皆さん。
アベノミクス? 経済の主役は安倍首相じゃない
経済だってそうです。皆さん、ハラワタ煮えくり返ってるんじゃないですか?
消費税25%にするべきだとか、30%だとか、繰り返して言ってます。冗談じゃないですよ!
皆さん、消費税を25%にしてやっていける中小企業がありますか?
この国は、世界でもまれな国なんです。99%が中小企業なんです。多くの中小企業が、消費税8%を払えないで全部自分たちで負ってるんです。価格に転嫁なんかできないんですよ!
アベノミクスとか言いますけれども、安倍首相が主役じゃないですよ。従業員雇ってるの誰ですか。社長さんです。民間ですよ。
日本は「内需の大国」
私たち幸福実現党、今回、新しい選択肢と言っています。まさに、自由の選択なんです。みなさんに選んでいただきたい自由があるんです。
この国は、この日本は、「内需の大国」です。
アメリカとおんなじです。あのアメリカ、消費税ありません。消費税じゃなくてどうやって、リーマンショックから回復したのか。これ聞いたら、法人税、所得税、こうした基本的な税収が、企業のみなさんの努力で、経済改革で、企業の技術革新で上がった。これで、リーマンショックの後の財政赤字を3分の1に圧縮しています。
消費税を5%に下げる
このように、この日本にとって、絶対に2年半先も、オリンピックの直前も、内需を腰折れさせるんだったら、絶対に消費税なんか上げられないんですよ。
私たちは、まず消費税を8%から5%に下げます。
そして消費税を下げたら、皆さんの暮らし、実質的に所得が上がる効果があるんです。皆さん、北海道から沖縄まで、全員消費税下げたらドーンと行きますよ、ドーンと。どうしてこれをやらないのか分からない。おかしいです。
少なくとも5%にしてたら、消費税5%のときは経済成長してましたから。
消費税を入れて税収は上がっていない
財政赤字、これ「何とかする」とか、「国民の税金でどうの」とか言われます。
私たち幸福実現党、この問題、皆様、こここそ考えていただきたいんです。税収は消費税入れてからの25年以上、上がってません。いや、60.1兆円をピークにして、下がっているじゃないですか。これ考えてください。
私たちは、「この国はどうあるべきか」ということを考えています。この国が、北欧のような福祉国家目指しますか、皆様。消費税70%、80%、90%、こんなことになったら切り捨てられるのは、ご高齢の方からです。
エーデル改革とか、あるいは言ってますけれども、だいたいご高齢の方から、国庫が空になったら切り捨てられるんです。
ロシアもそうですよ。75歳以上の方の医療行為、これ無駄だってみんな思ってるんです。こんな時代、寒い時代、恐ろしいです。
自由の領域を増やすことが富を生む
私たち幸福実現党は、この日本の経済を回復させる王道、それは、自由の領域を増やすことだと思っております。
消費税を5%に下げます。
そこから経済を回復軌道に乗せて、そして使うんだったら、お金は金のなるところ、これから経済波及効果、雇用創出効果のあるところにどんどん使っていくんです。そうしたら、富が生まれるんです。
今の政治は、国の皆様から血税、血を吸い取ってばらまくことしか考えてません。
富を生む使命、これが、日本の政治の使命ではないでしょうか。
リニア新幹線を、品川から名古屋で止めちゃ駄目です。大阪まで通しましょう。そして日本中通しましょう。そして世界へもつなごうじゃないですか。日本には技術がいっぱいあります。
富を生むことが政治の使命
皆さんの所得どんどん上がります。このように、富を生むこと、国富を増やすこと、これが政治の使命なんです。
さぁ、これからです。皆様方、どうか、私たち幸福実現党は、まっとうな政治の本道を歩みたいと思います。
目の前の選挙の票が欲しくて、どれだけでも政策をぶらす、あるいは、政策なくても選挙に出るような邪道の政治、これ、終わらせたいんです。
ここに新しい選択があります。どうか、私たち幸福実現党に革命を起こさせてください。革命とは何か。「自由の創設」です。この国に自由を! 自由を取り戻してまいります。
世界の未来を創るのが日本の使命
そして、この日本の使命があるんです。未来投資国家です。未来を創っていくんです。世界の未来を創る、これが日本の使命なんです。
この使命を果たすためにどうしても必要なのが精神性です。「和をもって貴しとなす」この日本。宗教的な様々な文化が、この日本、二千年以上息づいております。
こうした国が、イスラム教や、スンニ派やシーア派と戦っておられる、キリスト教、あるいは、中国共産党の脅威に震えているチベットやウイグル、内モンゴル、こうした方々にも救いの手をさしのべ、そして、未来を大調和させていく、そのような使命があるんです。
どうか、私たち幸福実現党がこの日本から世界に大きな幸福を広げることができる、希望だということをどうか、どうか、分かってください。
「生まれてよかった」と言える時代へ
私たち幸福実現党、頑張ってまいります。
この日本にとって、幸福実現党が絶対に必要です。幸福実現党があれば、多くの皆様方に本当に豊かになっていただけます。
幸福実現党があれば、本当に皆様の暮らしを守ります。命を守ります。
そして何よりも、皆様方が「この時代に生まれてきてよかった」「本当によかった」と、心の底から喜べる、そんな時代を必ずつくってみせます。ありがとうございました。
(以上)
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