【マスコミが伝えない新宗教】Part.6 そこが気になる!宗教に関する素朴な疑問

2010.10.05

宗教ってみんな一緒じゃないの?

18万以上あると言われる宗教団体がすべて一緒のはずはありません。18万の中には明治神宮もあれば、組織的に殺人を行ったオウムもあるのです。宗教の種類は様々。一つの神しか認めない「一神教」か、複数の神を認める「多神教」かという違いもあるし、修行して向上を目指す「自力中心型」か、神仏の救済を願う「他力中心型」かという分け方もあります。また、一民族中心の「民族宗教」か、それを超えて広がる「世界宗教」かという区別もあります。たとえばキリスト教の場合、「一神教」「他力中心型」「世界宗教」とくくることができます。

教祖って霊能者とどう違うの?

霊能者(霊媒師)とは、霊の姿を見たり、霊の声を聴いたり、霊を体に宿らせて霊の言葉を語ったりして、神霊や死者の魂など異世界からのメッセージを受け取る人です。東北地方のイタコや沖縄のユタなどが有名です。チャネラーと言うことも。真贋はともかく、かつては宜保愛子さん、最近は江原啓之氏なども話題になりました。

しかし、霊能者が「教祖」と呼ばれるためには、多くの人の心をとらえる「教え」が必要です。天理教の中山みき、大本教の出口なおなど、まとまった教えを遺した人だけが教祖と呼ばれています。教えだけでなく霊能力を併せ持っていることが、単にこの世の生き方を説く道徳との最大の違いになっています。

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