カテゴリ「世界」の記事一覧
2016.11.05
マレーシアが中国と軍事交流や鉄道建設で合意 ASEAN諸国に迫る危険
中国の習近平国家主席は3日、訪中しているマレーシアのナジブ首相と会談し、マレーシアへの哨戒艇(軍艦)4隻の売却や、マレーシアの鉄道の整備に中国企業が参画することで合意した。4日付日経新聞などが報じた。 マレーシアが中国から武器を購入するのは今回が初めて。また、中国国有企業3社が請け負うマレーシアの鉄道工事の費用(約145億元=約2200億円...
2016.11.03
トランプ人気はポピュリズムなのか? EU離脱との比較で読み解く
George Sheldon / Shutterstock.com 《本欄のポイント》 米大統領選においてトランプ氏は「ポピュリスト」と批判されている EU離脱は下層階級の声が拾われた珍しい事例 トランプ人気はポピュリズムなのではない。今のアメリカがエリート主義に陥っている &nbs...
2016.11.02
朴槿恵大統領の親友・崔順実氏が逮捕 反日・親中政策の行き詰まりが露呈
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、演説草稿や外交関連文書などの機密書類を渡し、人事などの国政に介入した疑惑があるとして、民間人である崔順実(チェ・スンシル)氏が緊急逮捕された。 加えて崔氏は、2つの財団を私物化し、資金を流用した疑惑ももたれている。崔氏は大統領の友人という立場を利用して、財団の設立に資金を出すよう財界に求め、企業から800...
2016.11.01
習氏が中国共産党の「核心」に 権力集中と同時にくすぶる不満
中国・北京の天安門広場には今も毛沢東の肖像が飾られる(robert paul van beets / Shutterstock.com)。 中国共産党の第18期中央委員会第6回全体会議が閉幕し、習近平国家主席が、別格の指導者である「核心」に位置付けられた。これまでの指導者のうち、核心に位置付けられたのは、毛沢東、トウ小平、江沢民の3氏のみ。集団指導体制を重んじた...
2016.10.31
アメリカ大統領選 期日前投票で選挙不正!? トランプの警告にも一理ある
世界が注目し続けてきたアメリカ大統領選挙が、約1週間後に行われる。 アメリカのメディアは連日、共和党候補のドナルド・トランプ氏と、民主党候補のヒラリー・クリントン氏の支持率やスキャンダルについて報じている。 しかし、アメリカの主流メディアがあまり報じない、「実は、投票結果が信頼できない」というニュースもある。 ...
2016.10.30
クリントン氏、スキャンダル続々 FBI再捜査に大富豪との"関係"
Evan El-Amin / Shutterstock.com アメリカ大統領選まで、あと一週間とわずか。ここに来て、民主党候補のヒラリー・クリントン氏のスキャンダルが立て続けに出てきている。 クリントン氏が国務長官在任中に公務で私用メールを使った問題で、米連邦捜査局(FBI)は28日、打ち切った捜査を再開したと明らかにした。米各紙...
2016.10.30
南シナ海はもはや中国の海 オバマ外交の「負の遺産」 - ニュースのミカタ 1
写真:ロイター/アフロ 2016年12月号記事 ニュースのミカタ 1 国際 南シナ海はもはや中国の海 オバマ外交の「負の遺産」 「私が大統領在任中にアメリカと縁を切るかもしれない。ロシアや中国と関係を深める」 これは、数々の暴言で国際社会を騒がせ、...
2016.10.30
国際連盟の二の舞 アメリカのTPP不参加は危険 - ニュースのミカタ 3
9月、中国・杭州で開催された、G20ビジネスサミットでの習近平国家主席。写真:ロイター/アフロ 2016年12月号記事 ニュースのミカタ 3 国際 国際連盟の二の舞 アメリカのTPP不参加は危険 アメリカの環太平洋経済連携協定(TPP)の批准(注1)に、暗...
2016.10.28
香港議会が反中2議員を強制退場 香港人こそ中国人のリーダーに
香港の立法会(議会)は26日、9月の選挙で当選した反中政党「青年新政」の梁頌恒氏と游けい禎氏に対し、議場からの退場を命じた。梁氏と游氏は、2014年に行政長官選挙の民主化を求めた「雨傘革命」のリーダーだった。 2人は10月中旬に行われた就任宣誓の際、「香港は中国の一部ではない」と記した旗を議会に持ち込んだり、宣誓で「中国」という言葉を侮辱的...
2016.10.26
中国の「6中総会」 習主席の権力集中に向けた動き
中国共産党の重要会議である、第18期中央委員会第6回総会(6中総会)が北京で行われている。主な議題は、「党内規律の強化」。2017年秋に開かれる5年に1度の党大会に向けて、さらなる権力集中を目論む習近平・国家主席にとって、節目となるイベントだ。 習氏は、これまで「反腐敗キャンペーン」を行ってきたが、それは政敵をつぶすための権力闘争の「道具」...