カテゴリ「世界」の記事一覧
2016.09.27
元デンマーク首相「アメリカは世界の警察」 大統領選を前に孤立主義を警戒?
デンマーク首相やNATO事務総長を歴任したアナス・フォー・ラスムセン氏が、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙に「アメリカは世界の警察たるべき」という旨のコラムを寄稿した(22日付)。 コラムの概要は以下のとおり。 世界が混とんとする中、「世界秩序」を守れるのは、国力と精神性どちらも兼ね備えたアメリカしかいない。背後から導く...
2016.09.24
アメリカで深刻化する警察と黒人社会の対立 人間は等しく尊い「神の子」という考え方
a katz / Shutterstock.com ここ数年、アメリカでは、白人警察官による黒人射殺の事件が頻発し、その結果として人種間の対立が際立っている。 米南部ノースカロライナ州シャーロットで20日、黒人男性が白人警察官に射殺されたことを受け、その直後から住民による抗議活動が起きた。射殺された男性について、警察側は、「銃を持っ...
2016.09.19
クリントン氏体調不良、健康問題が米大統領戦の勝敗を左右?
アメリカFOXニュースがこのほど発表した世論調査では、全米支持率でリードしてきた民主党候補ヒラリー・クリントン氏が、共和党候補ドナルド・トランプ氏に逆転された。クリントン氏が45%、トランプ氏46%で、わずか1ポイント差だが、終盤での逆転は大きい。 支持率逆転の理由は健康問題 これは、クリントン氏が、9月11日...
2016.09.16
蓮舫氏が民進党の新代表に選出 圧倒的な人気で国を危うくさせることもある
(画像はWikipediaより) 民進党の代表選が15日に行われ、蓮舫氏が1回目の投票で全体の6割近いポイントを獲得し、新代表に選ばれた。女性の代表就任は初めて。 選出後の挨拶で蓮舫氏は、「重責をしっかり受け止め、選んでもらえる政党に立て直す先頭に立つ」と抱負を語った。 蓮舫氏は、7月の参院選で100万...
2016.09.14
メッカ大巡礼にイラン人は参加できず シーア派とスンニ派の対立の背景にあるものとは
イスラム教の聖地、サウジアラビア・メッカへの大巡礼(ハッジ)が、10日から始まった。今年は、世界中から約190万人が集まった。 大巡礼は、メッカとその周辺で5~6日間かけて行われる。礼拝や断食などと並ぶ、イスラム教徒の5つの義務「五行」の1つであり、資金と体力があるイスラム教徒ならば、一生に1度は行くべきとされている。 ...
2016.09.10
北朝鮮が5回目の核実験 非難も制裁も効かないなら核のオプションを検討すべき
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは9日、「北東部で初めての核弾頭の爆発実験に成功した」と発表し、5回目の核実験を行ったことを明らかにした。 9日は、北朝鮮の68回目の建国記念日にあたる。北朝鮮には、ミサイルに搭載できる核弾頭の開発が進んでいることを誇示し、金正恩政権を非難する国際社会に反発する意図があるとみられている。 ...
2016.09.07
香港の選挙で「民主派」が3分の1以上の議席を獲得 強まる「香港人」意識
2014年に香港で起きた民主化デモ「雨傘革命」(Lewis Tse Pui Lung / Shutterstock.com)。 香港の立法会(議会)選挙の開票が5日に行われた。今回の選挙では、「親中派」の候補者が40議席を獲得した。一方、香港の民主化を主張する「民主派」は29議席を獲得し、重要な議案を否決できる3分の1の議席を確保した。 ...
2016.09.05
米名門大学が「奴隷制の反省」 アメリカが人種差別を乗り越えるには
米ワシントン州のカトリック系名門校、ジョージタウン大学が、過去奴隷制によって利益を得ていたことに対する謝罪を、1日、表明した。また、同校で歴史学を研究するデイビッド・コリンズ准教授は、同様の主旨の寄稿をニューヨーク・タイムズ紙(2日付)に寄せている。 同大学の謝罪表明に関しては、米報道番組PBSニュースアワー(1日付)が報じた。このニュース...
2016.09.04
ヒラリー陣営が「トランプは人種差別主義者」とCM 政策の本質を見るべき
今年11月に決着を待つ米大統領選。共和党、民主党両陣営の戦いも激しくなっている。 民主党候補ヒラリー・クリントン氏の陣営は、共和党候補のドナルド・トランプ氏のイメージダウンを狙うCM戦略に出ている。トランプ氏をKKK(クー・クルックス・クラン)などの白人至上主義団体と結びつける内容だ。「人種現実主義」を唱えるジャレッド・テイラー氏がトランプ...
2016.09.03
安倍首相のロシア訪問 ロシアが北方領土を返還しない理由
戦後、ロシアに支配されている北方領土。 安倍晋三首相が2日にロシアを訪問することをめぐり、政府は、北方領土が日本に帰属することでロシアと合意に至れば、北方領土で暮らすロシア人の居住権を認めるとの提案を行う方針を固めた。この方針は、5月の首脳会談で一致した「新たな発想に基づくアプローチで精力的に交渉を進める」を具体化したもので、ロシアの譲歩を引き出したい考え。毎...