このほど欧米のハッブル宇宙望遠鏡が撮影した緑色のガス「ハニーの天体」が、米宇宙航空局(NASA)などで公開された。大きさは天の川銀河と同じぐらいだが、銀河ではなくガス雲。地球から 6億5千万光年離れた渦巻銀河IC2497の近くにある。
この天体は 2007年にオランダ人教師ハニー・ファン・アルケル氏が発見しており(氏の名前から天体名が命名)、今回公開されたものは最も鮮明に撮影されたもの。緑色に輝く理由は、渦巻銀河から光を受けて、酸素が輝いているためだという。
同日には、米国立電波天文台とバージニア大学の研究チームが、天の川銀河近くにある矮小銀河の内部で超大質量のブラックホールを発見したとのニュースも入っている。地球から 3000万光年離れたところにあり、質量は太陽の100万倍もあるという。これで銀河形成の解明の謎に向けてまた一つの光が当てられる。
最近、連日のように宇宙関連のニュースが流れているが、何かの予兆ではと引き続き注目を続けていきたい。 (ア)
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