ネルソン・マンデラの像(画像は Ted Eytan / flickr )

先月、アメリカ南部のサウスカロライナ州にある黒人向け教会で、黒人9人が銃殺された事件について、アメリカ司法省は犯人である白人のディラン・ルーフ容疑者を、人種差別による犯罪(ヘイトクライム)に当たるとして、起訴しました。

昨年8月も、白人警察官が黒人青年を射殺する事件が起きるなど、アメリカではヘイトクライムが未だに後を絶ちません。世界の多くの国々でも問題化しています。

しかしそんな中、見事に人種差別を打ち砕いた歴史的人物がいます。その人物こそ、2013年12月に亡くなった、南アフリカ共和国の元大統領であるネルソン・マンデラです。本欄では、マンデラの波乱万丈の生涯について、紹介します。